2.感謝くんだけでも遊牧してくれないだろうか
先日急遽、自身のYouTubeチャンネル初となるオンライン配信ライブを行った。
「いやいや、どのレベルで配信ライブしてんねん」
なんてツッコミが聞こえてきそうだったが、こっちも別に好きでやってる訳じゃない。(勘違いしてやってる訳ではないという意味)
ライブ配信の練習をする必要が生じたので、緊張感を持たせるためにとびchan.のチャンネルを使って、、、いや、こういった裏事情は書くのがめんどうだからやめておこう
まぁいずれにせよ初めての経験だったのだ
人が初めての経験をするとき、そこにはいつも発見や驚き、感動が伴う
初めて歩いた時、初めてどんぐりを拾った時、初めて針金虫を取り出した時、いずれも同じだ
子供の頃は毎日のように刺激的な体験があった
しかし、大人になってみると、どうだ
大体がデジャブかテンプレで出来ていて、面白くない。きっと、年々時間の流れが早く感じるのと、家に帰るとトイレに行きたくなるのはこのせいだ。
だからこそ今回のライブはとても良い経験になった。配信準備の1時間、配信開始からの45分、そして片付けの15分、計2時間は驚きと発見の連続だった。
脳みそはフル回転、ほぼ焼肉屋の換気扇レベル。
パッと思いつくだけで
①準備がめちゃくちゃ大変だという事
②視聴者が1人減るだけでダメージが結構ある事
③コメントがめちゃくちゃありがたくて嬉しい事
④映像に映ってる自分が全然笑顔じゃない事
⑤台本は必ず用意しないといけない事
これだけの気付きがあった。どれも、些細で当然の事かもしれないが、僕には全てが新しかった。まじ勉強になります。
だけど、今回僕の中に生まれたこれらの「気持ちくん」達はきっと、だんだんと僕の心の片隅に群れをなしていって、テンプレ民族としての新たな住処を築き始めるのだろう。
どうか、「感謝の気持ちくん」だけでも、“ゲル”か何かを使って、僕の心の中を遊牧しておいてはくれないものだろうか
数年後、このチャンネルがおっきくなった時に、視聴者から寄せられたたった1つのコメントに対して、僕は心からありがとうと思う事ができるのだろうか