「ウエディングドレスを着せて下さい。」
とのご依頼が入りました。
故人様は、
お若い人なのでしょうか・・・。
若くして亡くなられて、
ウエディングドレスをお召しいただきたいのか・・・。
どの様なご事情があるのか緊張をしながら
私は、想像を膨らませ現場に向かいました。
そして、
自宅に伺ってみたら、
可愛らしい80代のおばあちゃんがお安みでした。
「私が死んだらこれを着せてね」
故人様の遺言だったそうです。
長い間大切にお持ちだったご様子のウエディングドレス
おばあちゃんは、
とても、とても、可愛らしいウェディング姿になりました。
この姿を見せたい誰かがお空の上にいるのですか?
お嫁さんの様に旅立たれた
おばあちゃんはとてもうれしそうでした。
こんな風に、ご自分の最期の時を考えて
ご準備されている方は時折いらっしゃいます。
思いはそれぞれあるのだと思いますが、
私は、自分で自分の最期の姿を決められるのは
素敵な在り方だと思っています。
皆さんは自分が旅立つ時、
どのようなお洋服を着て、
どのようなお葬式をして、
どのように旅立ちたいですか?
自分の最期の姿。
ぜひ一度、想像してみてください。
私たちは納棺師として皆様のご希望の姿で
御見送りさせていただきます。
湯灌納棺・特殊修復の有限会社統美
https://toubi-tokyo.com/