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アイ・アム まきもと


今、上映中の『アイ・アム まきもと』を観てきました。
原作は、2013年のイギリス、イタリア合作映画
『おみおくりの作法』です

阿部サダヲさん主演の映画で、
予告CMを観て絶対に観に行こうと決めていました。

市役所にある「おみおくり係」の人のお話です。
もちろん「おみおくり係」は、
一般的にはないと思いますが、
実際に存在していてもいいな〜と思います。

このおみおくり係の牧本さんは、
孤独死をされた人の身内を探したり、
この人の人生を紐解きながら、
お葬式をあげてさしあげたり、
その亡くなった人のためにお手紙を書いたりすることを大切にされている方です。

人の最期は、尊く、大切にお見送りをする。

映画の全てにこの想いが描かれた物語でした。

印象的だったのは、

役職の人が
『葬儀は残された人のためにやるんだよ。
身内もいないのに葬儀をやる意味がない』


『それでは、亡くなった人の・・・
亡くなられた人の想いはどうなるんですか・・・』

というシーンです。



亡くなられる人には、何もないのか?
私は、私たちはそんな風に思ったことがありません。

むしろ、亡くなっても人としての想いがあることを知っている気がします。


確かに身体は動かなくなってしまったけれども、心は残る。
そんな風に感じます。

全編通じて、人の命、生きるということ
亡くなるということ・・・

死生観の想いが詰まった映画で、
最後のシーンでは悲しいながらも
『あ〜よかった』と心温まるラストシーンでした。


少なからず、
目には見えないけれど
私たちもこうありたいと思いました。

こんな風に思ってもらえるように
心を込めて最後のお手伝いをさせて頂きたいと思います。


映画の最初のシーンに
心の5か条が故人様の家の風景で出てきたのですが、
私たちは、十数年前に湯灌で伺った
故人様の家にあった5か条にプラスして
初心にかえる心の6か条を毎朝唱和しています。

統美の初心にかえる心の6か条


「はい」という素直な心
「すみません」という反省の心
「させて頂きます」という奉仕の心
「おかげ様です」という謙虚な心
「ありがとう」という感謝の心
「頑張ります」という努力の心


その想い、映画と同じく改めて大切だと思わせていただき、
思わず笑い、そして、泣ける。
映画「アイ・アム まきもと」でした。



いつも読んでいただき、ありがとうございます。


湯灌納棺・特殊修復の有限会社統美

https://toubi-tokyo.com/


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