私が秀逸だと感じたタイトル #1|映画・音楽・小説
先日、以下の記事を書きました。
その記事の中で、私が秀逸だと思っている小説タイトルを例として3つ挙げました。
秘密/東野圭吾
聖女の救済/東野圭吾
天使の囀り/貴志祐介
しかし、あらためて考えてみると、私のタイトル付けに影響を与えているのは何も小説作品に限定された話ではないかもしれない、と思い直しました。
『小説』以外にも『映画』や『音楽』など、”これはすごいタイトルを付けたものだ”と感じた作品があったので、自分なりのメモも兼ねて記事にしてみました。
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猿の惑星|映画
最初に断っておきますと、私はこの映画を見たことがありません。視聴する前の段階でネタバレを知ってしまったからです。おそらく、同じようにオチだけは知っているという方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、あらすじとオチ(ネタバレ)を聞いただけでも、この作品のタイトルはあまりにも秀逸だと言わざるを得ません……はっきり言って嫉妬するレベルですごいタイトルだと思います。
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コネクト / ClariS|音楽
アニメ『魔法少女まどかマギカ』のOPテーマ曲です。
”コネクト”というタイトルの意味は歌詞を読んだだけではあまりピンと来ないと思います。アニメ作中では魔法少女になった少女たちが協力しているので、そのあたりから”コネクト”(=つながる)か、と半ば納得するわけです。
しかし、この曲が歌詞・タイトルを含めて素晴らしいのは、その意味がアニメの後半に明かされる真実によってもたらされるという点です。いやはや、観ていた当時は本当に衝撃を受けました。
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ナイン・ストーリーズ / J.D.サリンジャー|小説
原題『Nine Stories』。その名のとおりJ.D.サリンジャーによる9つの短編が収録された作品です。
信じられないくらいシンプルなタイトルでありながら、このタイトル意外には考えられないようなそんな強い印象を残す作品だと感じます。最初の収録作品である『バナナフィッシュにうってつけの日(A Perfect Day for Bananafish)』の影響も大きいのでしょうが。
やや余談になりますが『九つの物語』という邦題が付けられたものも出版されているようです。個人的には『ナイン・ストーリーズ』という邦題をつけた訳者・出版社に並々ならぬセンスを感じます。
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おわりに
そんなわけで、映画・音楽・小説から1作品ずつ取り上げてみました。
記事タイトルに #1 と付けているとおり、他にもタイトルが秀逸だと感じた作品はあるので、気が向いたら続けて記事を書いてみたいと思います。
ー了ー