アナログバイリンガル|ショートショートnote杯|みんなの作品
おはようございます、戸画美角です。
というわけで第6弾として『アナログバイリンガル』からピックアップしてみたいと思います。
趣旨については、最初の記事を読んでいただければと思いますが、一言でいうなら”面白い作品を埋もれさせたくない”という話ですね。
なお、これまでのピックアップは以下マガジンにまとめています。
まえがき
そんなわけで、執筆時点(2021/10/19)での全作品を読ませていただきました。
まぁ予想はしていたのですが、お題が難しいこともあってか作品数はやや少なめで、内容も”タイトルとの意味付けに苦労されている方が多い”という印象でした。
そして、(おそらく)今回のみ私の”雑感”を書くことをお許しください。
私のエッセイみたいなものですので、興味がない人はスクロールしちゃってください🙏
雑感
一つ言わせていただいていいでしょうか。
「アナログバイリンガル」って、つまり「バイリンガル」のことですよね?
(ひろゆき氏の例の写真を添えて)
例えば、英語と日本語が話せるバイリンガル。言葉ってそもそもアナログなものじゃないですか。つまり、最初からアナログバイリンガル。”箸”を”お箸”って丁寧に呼ぶのとさして変わらない気がします。
まぁ何が言いたいかと申しますと、このお題のチョイスは微妙だったんじゃないかということです。
私はショートショートにおいては、タイトルが非常に強い意味を持つものだと思っています。
読み終わって、
「○○ってそういうことか」
「なるほど○○だわ」
「○○だったなぁ」
「あー○○と思わせておいて△△か」
みたいに納得感が出ないと、ショートショートとしてはイマイチだと少なくとも私は感じてしまいます。
それなのに、このお題は結局のところ「バイリンガル」なのに「アナログ」というものが付加されてるせいで、その「アナログ」という言葉に強い意味づけをさせないとショートショートとして成り立たない、という奇妙な事態になっている気がしました。
具体的には、
「アナログ」の対比として「デジタル」を持ち出す
より強い「アナログ」を出す
「アナログバイリンガル」という呼称を持ち込む
といったものが正攻法ということになってしまい、タイトルを含めたショートショートとしての完成度を目指すと、選択肢が大幅に狭まってしまうような気がします。
これならば、まだ「バイリンガル」だけの方が面白い作品がたくさん生まれたのではないか……そう感じてなりません。
……という個人的な雑感でした、読んでくださった方はありがとうございます。
今回の一言
さて、今回の一言です。
いいですね!
うまい!
アイディアすごい!
面白い!
発想の勝利!
こういうのキライじゃないです!
記事タイトルにも書いてあるので大丈夫かと思いますが、「発想の勝利!」だけはR18のレーティングが付いてますのでご注意ください(ゆるく読める内容とは思いますが)。
それでは……
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いいですね!
うまい!
アイディアすごい!
面白い!
発想の勝利!
こういうのキライじゃないです!
あとがき
というわけで全10作品をピックアップさせていただきました。
雑感を読んでいただいた方は分かると思うのですが、私の中でショートショートとして譲れないラインがあったので、今回はかなり数が少なくなってしまいました。
タイトルを抜きにすれば、面白い作品はいっぱいあったのですけれどね……まぁ気を取り直して、また次回のお題を楽しみましょう。
例によって最後に私の作品です。
うーん、今読むとオチが分かりづらいですかね……自分ではわりと気に入っている作品ではあるのですが。
他のピックアップ
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