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一つずつステージを変えて行こう|お仕事日記
現職に入社して4年。社員数が少なく、管理部門のメンバーがほとんどいなかった頃は、とにかく目の前のミッションをなんとかすることに夢中であり、やってから振り返れば何かができるようになっている、ということの繰り返しだった。
やがて会社の成長とともに、自身が所属するチームも少しずつメンバーが増えてきた。新たに入社した若手メンバーと関わる中で、これからは「とにかく頑張ろう」だけでなく、「今を頑張った先にどんなステージがあるのか」という成長のステップや方向性がイメージできる情報が必要だと思った。
人事広報グループのメンバーが増えてきたことで、目の前の採用活動だけでなく、チーム運営についても考える必要性を感じている。メンバーの役割分担やキャリアなどを見据えて、採用担当としてのステップアップのプロセスを言語化することから始めようと思う✌️😊
— とべちゃん /// 採用*広報 (@_tobechang_) August 12, 2022
そこで、まずは自身の中で「こんなステップがあったな」と思うことを言葉にしてみることにした。正直、自分がまだ十分にできないことも多いし、これが全てとは限らない。だけど、まずはどんな可能性があるのか、イメージの一つを示そうと思う。
▼プレイヤーとしての成長
言うは易しで、一つ一つのステージに到達するには意外と時間を要する。自分の期待と現実にはそれなりのタイムラグがあると思う。
---まずは成果を出せる人になるために---
一人前
任された業務を完遂できる。適切な依頼先を見立て、力を借りて、わからないこと、できないことを乗り越えられる。やるべきことを止めない。ハイスピードで実行と完遂。
トッププレイヤー
担当領域で確実に結果が出せる。
結果を出すための精度の高い見立てができ、自力で適切な策を講じることができる。できること(領域)で圧倒的No.1になれる。(自分が主役!のピーク)
マルチプレイヤー
担当領域で得た経験とスキルを抽象化・転用し、他の業務でも効率よく結果を出せる。俯瞰してとるべき役割を理解し、引き受ける。生産性高くマルチタスクをこなし、複数の役割を全うできる。(徐々に個から組織へ)
---チームで成果を出す、次のステージに行くなら---
再現性の継承者
業務プロセスを言葉で整理し、他者でも再現できるようにする。状況に応じた改善・効率化を図り、業務プロセスをアップデートできる。
---プレイヤーとして突きつめるなら---
スペシャリスト
特定領域に特化した専門家。職人。アーティスト。
▼ マネジメントとしての成長
かつてどこかの研修で学んだ、マネジメントの四象限がわかりやすいので、よくこのフレームに当てはめて整理する。
プレイヤーの先にマネジメントがあるというより、プレイヤーとしての成長と並行してマネジメントとして成長が始まるイメージ。具体的には一人前〜トッププレイヤーになるあたりで、メンバーマネジメントからチャンスが巡ってくる。
四象限とステップはシンプルだけど、一つ一つが奥深く、難しい。前に進めば進むほど、当然ながらかなり難しい。もちろん私はまだまだ道半ばで、挑戦と学びの日々。
以下が、各ステージに関する今の私の理解。
メンバーマネジメント
多様な背景・価値観を持つメンバーを理解しながら、相手に合わせてコミュニケーションを調整し、前向きな気持ち・意欲を引き出せる、引き上げられる。
PDCAマネジメント
メンバーやチームの目標・KPIを設定し、進捗を把握し、働きかけることで成果に導ける。
戦略マネジメント
経営方針に基づいて、担当領域での戦い方を意思決定できる。
その決定について、周囲に論理的に説明ができ、合意を得ることができる。
ビジョンマネジメント
経営方針や組織の目指す方向性を定め、他者に論理的に説明でき、エモーショナルに納得させられる。
かつてはプレイヤーとして、自分が動いて、自分の手で成果を担保するのが最大の役割だった。会社が小さいうちはそれで良かった。
でも会社が大きくなってきた今は、自分一人で出せる成果はたかが知れている。だから、マネジメントとしてチームの成果を最大化していく力が必要だと感じる。マネジメントになっても、ずっと修行。ずっと成長。
先を行く人がつまづくと、次に続く人の道を閉ざすことになる。もちろん年功序列ではないから、飛ばしてもらって構わない。でも、飛び越える前に希望をなくしてしまう人だっているはず。だから進むことをやめてはいけない。先頭をきって次のステージに進み、役割を明け渡していかなくてはいけない。
次々と次世代が主役になって、役割を交代して、層の厚い組織になっていくことを願って!
おしまい。