今まさに噛みしめている、ベンチャー企業で人事をやる理由|お仕事日記
私が入社した3年前、30数名だった会社が、今や役職員数100名を超える大所帯になった。当時に比べると組織はかなり成長した。みんなの努力や素晴らしいツールの導入を通じて、体制やルールもかなりきれいに整備された。
とはいえ、まだまだ発展途上のベンチャー企業。成長の道のりには、次々と新しい課題が浮上する。
1年前とは違う課題、半年前とは違う課題…前に進むほどスピードを上げて新しい課題が見えてくる。それはどんどん複雑化して、難易度が増していく。一朝一夕で解決できないことがたくさんある。
いつも通り、悩ましいことに頭を抱えるなかで、ふとベンチャー企業に人事として入社した理由の一つを思い出した。
それは「組織成長の過程を知りたい」である。
新卒では大企業の人事を経験した。歴史がある分、いろんな試行錯誤をしてナレッジを持っているイメージがあったけど、組織は常にたくさんの課題を抱えていた。たくさんの人がなんとかしようと奔走していた。でも、どうにかなっていないことも多い印象を受けた。一般論や周囲の話を聞いていると、どうやらこうした課題は、自社だけのものでもない“あるある”のようだった。
「なぜこうなるのだろう?」
「どうしたらいいんだろう?」
「課題を解決できれば、みんなが楽になって、会社はさらに強くなり、成長できるはずなのに。」
漠然と疑問に思っていた。
自社や多くの会社が怠惰なわけではないはず。では、どんなプロセスで今の姿に至ったのか。何が理由で、何をどうしていけばいいのか。課題が生じている“今”の姿を見ているだけでは、理由も解決策も見えない気がしていたし、そこに切り込んでいくほど、出来上がった会社に対する当事者意識を持てていなかった。
そこで、転職を機にこれから大きくなっていく小さな会社で、組織が仕上がっていく過程を経験してみたいと思った。
組織はどうやって成長していくのか、大きくなるための課題をどうクリアするのか、そして、成長の先で成熟した組織が新たに直面する課題をどうやってクリアするのか。
全部を自分の目で見て、起きてくる課題に当事者として向き合うことで学びに変えていきたいと思った。そして、「自分には到底無理だ」と思った成熟した組織が抱える課題から逃げずに向き合って、乗り越える経験をしたいと思った。
そして今まさに、自分の抱いた疑問に、自分で答えを出していくときがきた。
そう、これぞ「私が経験してみたかった悩ましさ!やってみたかったこと!」という腹落ち感がものすごい。だから難しくても辛くない。むしろ面白そうでワクワクする。やりたい。
俄然やる気が湧いている。
待ってろ、今になんとかしてやるから。
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本日もありがとうございました。
다음 노트에서 만나자~
おしまい: )