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#8 メルカリで子どものころの夢を一つ叶えました|とべちゃんの副音声

ふと自分の持ち物(主に、というか、つまり服)の多さに嫌気がさし、ダウンサイジングすることにした。あまり着ていないのに「いつか着るかも」「○○のときに着たい」と思って、手元に残しておくものの、その「いつか」は大体こないというよくある話。

まだまだ着られるものを捨てるとなると、心が痛むので、メルカリで売ることにした。

数年前に作ったアカウントは、ほとんど運用していなかった。当初はきちんとコンセプトがあった。シーズンごとに韓国に服を買いに行くので、その際に見つけた安くて可愛い服を色違いで買い、1着を出品する。自分と同じ趣味を持つ誰かと、お気に入りの服をシェアするのだ。

でも、マイナスにならないように元をとろうとすると、諸経費が上乗せされて設定価格が上がり、なかなか売れない。出品の作業も意外と骨が折れる。本当に選んでもらうにはいろいろな努力を要する。そんなこんなで継続性がなく、すぐに断念した。

しかし今回は、元をとる必要がない。何より、早急に家から出したい。そういうスタンスで臨むと話は別だ。着用頻度はとにかく、自分は十分満喫した服、捨てるには後ろめたい服を、誰かが引き取って、着てくれるならそれでいい。ということで、私のアカウントは良品を安価に提供するアカウントに変身した。すると一気に取引が決まった。

購入者はお客様。せっかく購入してもらったのだから、「買ってよかった」と思ってもらいたい。丁寧に服を畳み、お礼のメッセージを添えてビニールに包み、ショップバックをリサイクルした包装紙で包んだ。準備が整ったらすぐさま発送。(その結果、図らずもスピード配送の称号みたいなものを獲得することができた。)

商品を受け取ったお客さまから、お礼やお喜びのメッセージが届くと、かなり嬉しい。次はもっと喜んでもらえるように、良い商品を、良い状態で、まるでどこかのショップで購入したかのように、受け取ったときに心踊るビジュアル(包装)で届ける工夫をしたいと思う。

仕事を終えてアプリを開くと、自分のホーム画面には、出品した服の写真が綺麗に並んでいる。毎日のようにいろんな通知が来る。

「リアル服屋さんごっこだ!」

たぶん、幼少期に1回くらいは将来の夢で答えたことのあるであろう、服屋さんという夢を叶えた。嬉しい。

안녕.

とべちゃん: )