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#6 着付教室に通って、カッパを着ることにした|とべちゃんの副音声

日常生活は、気づきと学びに溢れている。

些細すぎて、他者には本当にどうでもいいことなんだろうけど、自分にとってはかなり大きな出来事で、その驚きと感動を世界中に発表したい気持ちから世に送り出されるのがこのnoteである。

2021年1月から、着付け教室に通い始めた。和装が好きで、自分で着られるようになって、たまには着物でお出かけするような人になりたかったから。

習い始めてわかったが、着物生活をするにはたくさんのアイテムが必要となる。

着物、帯、足袋、草履、肌着、長襦袢、襟芯、仮紐、伊達締め、帯板、ピンチ、帯枕、帯揚げ、帯締め…基本のアイテムに加え、季節やシーンに応じて、アイテムを総入れ替えしなくてはならない。お金のかかる趣味である。

シーン別に必要なアイテムのひとつがコートである。冬用のコート、フォーマルなコート、フォーマルからカジュアルまで着られるコート、着物のレンタルでよくある羽織、そして雨コート...など、用途別に様々なアイテムがある。

教室では着装だけでなく、作法やアイテムの意味なども学ぶ。着物用のコートは防寒だけでなく、“塵よけ”と言って、汚れを防ぐ目的でも着用する。だから、夏用の着物の上にも着ることがある。コートは着物を着て出かけるときのマストアイテムと言える。

着物は高価なものなので、大切にしたい。できることなら汚れは避けたい。ということで、私もコートを作った。梅雨の時期に向かっていたので、雨コートを。

汚れたり、痛んだりするのを防ぐために1枚羽織る、この考え方は洋服にも同じことが言えると思った。

「そうか、日常生活でも1枚羽織ろう」

そう思って、人生で初めてカッパ(レインコート)を購入した。これまで、傘のみで賄ってきた雨対策。正直、最初は使用シーンに戸惑った。

しかし、そのメリットを実感する日がやってきた。それが今日の大雨。

カバンに入れておくと傘より軽くて持ち運びやすい。少々の雨なら傘がいらないので、両手があく。傘では防げない風とともに向かってくる雨から衣類が守られる。もちろん防寒効果もある。さらに、混雑する電車で洋服を摩擦から守ってくれる。

ちょっとの距離でも地下鉄を選びがちなシーンでも「歩く」という選択ができる。勢いよく降る雨の中、思いきり歩けるって楽しい!すごいことができている気分になる。

…お見事!

日常生活の小さな気づきと学びは、驚きと感動に満ちている。

次は雨の日用のシューズも用意する。

안녕.

とべちゃん: )