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やあ、君も入りなよ、レンジファインダーという底なし沼に。~カメラ回顧録その③~

 レンジファインダー(RF)機の構造や原理については方々のよそ様のサイトで詳細に説明があると思うので割愛して、と。
 RFの何がいいかっていうとその外観も大きく寄与してる面もあるが、本質は一眼よりもコンパクトよりもスナップシューターとしての優位性にある、とどっかのサイトでゆってた。
 とか何とかでやはりというか何というか煙はあまりRFについて深くは語れないので実写例でお伝えするしかないんよな。ということでまああまり考えんとサラッと見てみてくだされ。


オリンパスエース 1958年発売

■オリンパスエース
 1958年発売のレンズ交換式レンズシャッター機。当時の価格が17,800円だったことからコンパクトカメラよりもかなりの本格派といえる。

 オリンパスといえばOMシステムを築きM3/4の牽引役としてOM・Penシリーズを展開させ、今は内視鏡や顕微鏡の分野で名を馳せている一大光学企業ではあるが、本機のように昭和33年の時点でこんなプロダクトを生み出した革新的なメーカーだったのよね。
 まあ細かい話は抜きにして写例。

冬って感じ
廃バスって感じ
偉そうな建物って感じ
この花を撮るのに60年くらいかかった
さくらさいたー

 オリンパスエースについてはこんな感じ。
 つぎはコニカ。


コニカ3型MXL 1957年発売

■コニカ3型MXL
 コニカ(現コニカミノルタ)のRF機。明るいファインダー、招き猫式巻き上げ、高い描写性能と死角のない機種だった。少々重かったり壊れても直す技術者がぜんぜんいないか老眼がひどくて修理どころじゃなかったりとか問題はあるけどいいカメラだと思う。

このとろみ
このダイナミクスレンジ
さすがに白飛びしたけど
まあ立ち話もなんですから
猫じゃらし

 次は旧ソのカメラ。

Kiev4a+Jupiter8M 1958年発売

■Kiev4a
 WWIIの戦後補償としてツァイスの技術と技術者を用い製造したウクライナアーセナルのカメラ。コンタックスコピーとよくいわれるが、そこはツァイス、うまく作っている……らしい。現在でも入手性は悪くないが博打ではある。

空きれい
きつねかわいい
ちょっとさびれた感じ
ちょっと隘路な感じ
しっとり感


 こんな感じで。
 もちろんバルナックライカとかM3とかコンタックスIIとかニコンS2とか、集め始めたら家が建つとか山が買える沼もあるけど、そこまで重症化せず現在に至るのよね。
 とくにレンズが怖い。あれに凝り出したら日本にプライベートビーチがいくつか持てるんじゃないかって話だけど、煙は傷の浅いままRFとはサヨナラしましたよっと。

 次回、紹介しそびれた機種について雑然と語ります。

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