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みーぱん推しがReading Stage「百合と薔薇」初日を観劇した感想

2019年6月5日水曜日、Reading Stage「百合と薔薇」を観劇してきました。

※以降はネタバレも含まれるのでご注意下さい。

朗読劇を観劇するのが初めてで内容的にもお堅い感じかと思いきや、LGBTという題材ををポップかつ丁寧に扱い、ユニークな笑いポイントがふんだんに盛り込まれていて最後にはウルっと感動してエンターテイメントとしても新境地だと感じました。

朗読劇だからもちろん台本を手にして読みながら演技が進むのだが「ここはアドリブ?」と考えるポイントもあってそれだけでもワクワクして楽しかった。


みーぱん(佐々木美玲)はこの朗読劇という新鮮な舞台で刺激を受けて、他の演者さんの良い部分も吸収して、経験値として得たものは大きかったんじゃないかなと思う。

序盤は汐月しゅうさん・西川美咲さん・野口かおるさんの3人を中心に物語が進んで行き、みーぱんが登場することは少なかった。
とはいえ舞台の板にはついていたので、他の演者さんが朗読してるときも笑いのポイントでお客さんと同じようにみーぱんも微笑んでいて、とてもリラックスしてる様子が見て取れた。

ちなみにこれは完全に朗読劇の趣旨とは逸脱した楽しみ方だと自覚しているのだが、椅子に座って黙々と台本の文字を目で追うみーぱんを近いようで遠い絶妙な距離感で見届ける時間が、あたかも教室やカフェで遠くから好きな子をこっそり観察しているようでとてもドキドキした←


『佐々木美玲』は今後とんでもない女優になる。
そう確信した瞬間があった。
それはみーぱん演じる夏目ユウキが本格的に物語に登場する直前、おもむろに席を離れ立ち位置に移動して役が憑依したようにスイッチが入ったのがひしひしと伝わった。
その後ろ姿が今も忘れられない。
今までオーラという非現実的なものは信じない主義だったが、特にその瞬間は女優佐々木美玲の凄みに圧倒された。


他の演者のお三方も本当に素晴らしかった。
特にベテラン感満載の野口かおるさんの功績は大きい。
唯一無二の明るくユニークなキャラクターの役割を担っているのはもちろんだが、特に印象的だったのは終盤のセンターステージでみーぱんがセリフを読み上げるとき、向かい側に立っていた野口さんの目線は台本ではなくみーぱんのことを優しく見守っていた。
これは想像でしかないが、万が一みーぱんが何かミスをしたとき野口さんはすかさずアドリブでフォローしてくれていたと思う。
そのくらい安心感があって良い環境でみーぱんもやらせてもらえてよかったと感じた。


そして大前提に脚本が本気を出しすぎていて本当に見応えがあった。
特に最後の伏線回収(口が堅いからの唇の柔らかさのくだり)はお見事。
ちなみに個人的にはメタ的な笑い(テレビの小道具の裏にカンペが書いてあるとか回転するステージが止まったとか)がツボでした。


推しメンがいるからというある意味不純な動機で観劇した朗読劇だったが、純粋に物語がとても良かった。

おそらく当日に演者さんは初対面でリハーサルも当日の1回のみであのクオリティーの高さには驚かされた。

汐月しゅうさん・西川美咲さん・野口かおるさん、そしてみーぱんの4人での公演は1回きりなので刹那的な儚さもあり、筆者は絶賛百合と薔薇ロスに駆られている・・・

ここまでお読みいただきありがとうございます。
衝動的に感想を書きなぐりしたため、読みにくいところもあったかと思いますが、Twitterの140字じゃ収まらない興奮が訪れたらまたいつか更新します!!

文:トースト
(Twitter:@toast_hk46)

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