年度末のお仕事
小学校教員の年度末は,多忙を極める。
いや,どんな職種でも年度末は多忙だと思うのですがね。
ざっと挙げてみることにします。
①通知表作成
まあ,おそらくこれが一番大きな仕事でしょうね。
通知表といっても,各教科の成績付けから学校から家庭へのお知らせ(俗に言う所見),行動の記録,特別活動の記録,出欠の記録,道徳の所見,外国語の所見,総合的な学習の所見などなど。
学校によって多少の項目の違いはあると思いますが,計画的に進めておかないと痛い目をみます。
②校内研修のまとめ
今年度進めてきた校内研修のまとめ作成をする場合もあります。
この辺は研究主任の匙加減や管理職の好みにもよりますが,冊子などに全職員の指導案や実践後レポートなどをまとめるのがオーソドックスでしょうか。
③児童作品やプリントの返却
これが地味にきつい。
溜まったプリントの丸付けやらハンコ押しやらを済ませて大量に返却。
絵などの作品は,業者から100円くらいで購入する作品バッグに入れて持ち帰らせる感じです。
この作業を子どもとするための整理が私は大の苦手です。
一番嫌な作業と言ってもいいかもしれません。
計画的にプリントなどを返却しておけばいいだけの話なんですが。
④次年度の教育計画作成
今年度担当した分掌ごとに次年度の教育計画を作成・保存します。
この辺も地域によって違いがあるかもしれませんね。
⑤教室の掲示物をとる
習字やら係のポスターやら様々な掲示物が教室にはあります。
放課後にこれらを外す作業をしようとするとおっくうになるので,清掃の時間などに子どもと一緒に外すのがおすすめ。
ただし,高いところには気をつけましょう。
⑥指導要録の作成
通知表とは別に,指導要録の作成も行います。
こちらは,通知表よりもシビアに成績をつけることになると思います。
各教科の評定も出します。
所見欄には,基本的に通知表に書いたこととほぼ同じ内容を書きますが,「敬体」から「常体」に直すのが一般的です。(直す必要はないとの見解も聞きますがほとんどの学校では直しているはず)
昔は手書きだったので,めちゃくちゃ手が痛くなりましたし時間がかかる作業でした。
今は自治体にもよりますが校務支援システムやExcel等でパソコン入力なので圧倒的に作業効率はアップしました。
ここだけの話,講師時代は4月2日まで書いてたこともありました。
⑦管理担当箇所の整理・整頓
校務分掌の担当や管理者となっている部屋の片付けなどを行います。
例)図工担当は図工室の整理整頓,刃物の確認など
⑧会計処理
家庭から集めたお金の会計処理をします。
監査等も受けて,返金がある場合は返金事務も行います。
⑨各種アンケートの回答
このクソ忙しい時期に限って教育委員会やら県やら国やらから怒涛のアンケートが届きます。
しかも「回答期限は1週間後やで」みたいなのも多いので,何度も大事な仕事の時間を奪われます。
もう一度言います。
アンケートはクソです。
⑩机椅子の号数チェック
教室内の机や椅子の号数(大きさ)をチェックします。
何号が何台で,合計何台あります,みたいなのを担当に伝えます。
担当はそれを基に,次年度の各学級の机椅子の配当数と移動計画を作成します。
これも地味にきつい作業です。
特に学校規模が大きくなればなるほどこの作業は難度の高いパズル化します。
(今年これの担当なんだよなあ泣)
まだまだたくさんあるのですが,主なものを書き出してみました。
自治体によっても仕事の違いは大きいと思うので,一概には言えませんが,この時期の多忙感はなかなかのものです。
しかも,休みなく次年度が始まるので,ここで疲れすぎると地味に4月がきついです。
何事も計画的に。