1-1:JR東日本パスを使い倒せ!
記念すべき初回の投稿は、今最もホットなきっぷである『JR東日本パス』旅行記!今回はこのきっぷを使って、東日本を縦断してきました!
距離が長くなればなるほど綿密に旅程を組むことがとても大事になるため、どのようなプランにするか迷っていた方も多いのではないでしょうか?(僕もそうでした…)もう発売期間は終わってしまっていますが、この記事が次回のご旅行の機会に参考なれば幸いです!
『JR東日本パス』とは?
『JR東日本パス』とは、鉄道開業150周年を記念してJR東日本が発売したエリア内フリーきっぷのこと。JR東日本管内の普通列車・新幹線を含む特急列車の普通車自由席とBRTが有効期間内乗り降り自由で、事前に座席指定を受ければ新幹線や優等列車の普通車指定席が4回まで利用可能となる、大変おトクなきっぷです。
また、今回は「ファイナル」と題されていますが、2022年10月に発売されていたものと一部を除き共通のものです。詳細は以下の通りです。
有効期間:2023年3月2日から15日の中で、事前に指定した連続する3日間
発売期間:同年2月2日から3月10日(利用開始日の3日前までの発売)
取扱場所:えきねっと(Web販売)のみ(窓口での取扱は無し)
※必ず乗車するまでに券売機で紙のきっぷの受取が必要
発売価格(税込):¥22,150(こどもは¥10,150)
このきっぷのミソ
このきっぷをうまく使い倒すためには、「限られた指定席をどのタイミングで消費するか」が大きなカギとなります。一見自由に気ままに指定席をとってもよさそうですが、プランによっては必ず指定席を消費しなければいけないタイミングというものが発生します。そのタイミングとは、全席指定の特急列車や新幹線に乗る時です。特急でいえば踊り子やあずさ等、新幹線でいえば東北新幹線はやぶさや秋田新幹線こまち、2022年より全席指定となった山形新幹線つばさ等があげられます。逆を返せば、このような列車に乗る可能性がある場合は指定席を温存しておかなければなりません。
特例の活用(特定特急券)
一方で、以下の区間には前述の指定席消費必須の例外が存在します。
・東北新幹線(はやぶさ)の盛岡―新青森間
・山形新幹線(つばさ)の福島ー新庄間 (在来線区間)
・秋田新幹線(こまち)の盛岡ー秋田間(在来線区間)
以上の3区間には「特定特急券」と呼ばれる、指定席で空いていればその席を指定した客が乗ってくるまでは座れるという特例が存在します。この特定特急券をこのパスは含んでいて、この区間内の相互乗車であれば指定席を消費することなく乗車することが可能です。ただし区間内に限るため、その前後の区間にまたがって乗車する場合は必ず指定席の消費が必要となります。(例えばはやぶさ号で仙台ー新青森間を乗車する場合は、仙台ー盛岡間が特例区間外となるので指定席消費が必要となります。)
前代未聞のきっぷなのか?類似のきっぷは?
いえ、実はそうではありません。が、ここまで限定条件が少ないフリーパスでの発売は、現在この他には行われていません。それでは似ているきっぷと、そのきっぷとの違いを下にまとめておきます。
・大人の休日倶楽部パス(連続する4日間有効・税込¥15,270)
👆発売は年3回で、2023年度は6月•11月•1月の各月末頃から翌月初め頃まで。販売枚数に上限あり。
👍連続する4日間、6回まで指定席利用が可能
👎満50歳以上で加入可能な大人の休日倶楽部会員本人しか使えない
・東日本&北海道パス(7日間有効・税込¥11,330)
👆発売は春夏冬の季節ごとで、各回2ヶ月弱の販売。
👍7日間有効にも関わらず、青春18きっぷと同じようなコスパ。
👎乗車可能なのは普通列車や快速列車のみで、特急や新幹線にはこのきっぷだけでは乗車不可。(別途乗車区間の乗車券と指定席特急券等が必要)「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」(税込¥6,110)を購入すれば、北海道新幹線の新青森駅〜新函館北斗間と北海道内の特急列車の普通車自由席が1日乗り放題となるが、新幹線以外は道内に限るため必要性はルート選定による。
つまり、今回のきっぷは既存のきっぷに比べて確かに特別感の大きいきっぷだったことがわかります!
今回辿ったルート
1日目:東京→新潟→秋田
2日目:秋田→角館→盛岡→新青森→青森→浅虫温泉
3日目:浅虫温泉→新青森→八戸→仙台→東京
の日程で、東北を縦断してきました。
詳しい列車の時間等は次の投稿でお伝えします!
※あくまでもこの投稿は個人の感想を多く含んでいるため、この件に関してJR等会社へのお問い合わせはご遠慮ください。また間違った情報を掲載している場合もありますので、使用の際は予め公式サイトをご確認いただくようお願い申し上げます。