ストーリー構成が愉しい、気鋭な新店「浪速 鮨波留加」さん。
大国町にある、今年三月にオープンされたお寿司屋さん。
インターフォンを押して入室。
端正な空間にリズミカルな音楽が響く。席間もゆったりと確保されております。
お若い大将。数多の経験を経て、お若く独立され大国町の地で開業されました。
お任せのコース。
細魚のお造りから。レモンが香る。
初鰹、清々しい酸味。
牡蠣の青海苔葛仕立て。
焼物、桜鱒の幽庵焼き。
口直しに、ノレソレでさっぱり。
鮟肝。
握りに移行します。
鮃、香りもしっかり届き、甘味に品がある。
ここから、烏賊が二貫続く。紋甲烏賊、細やかにされシャリとの一体感を高められ、ねっとり甘味が滲む。
墨烏賊、ぱつっと歯切れる。シャリは、赤酢にシフト。
シャリは、二種使い分けておられ赤酢は、塩気とコクがある。白酢は、酸がすっと立ち甘味にも力がある。バランスの良いシャリだと感じた。
カマトロ、とろっと香りのある脂。
赤身の漬け、もちっと力強い旨味が解れていく。
鯵、脂が膨らみしっとりと溶けていく。味の良い鯵だ。
蛍烏賊の茶碗蒸し。
蛍烏賊のなめろう、蛍烏賊の香りがたっぷり。
金目鯛、甘味のある脂。しっかりとした凝縮感。
喉黒、炙られ芳ばしい香気を纏う。
肉厚な北寄貝、香りを巻き込んだ甘味が鮮烈に届く。
車海老、極めてレアに仕上げられる。
穴子、さらりと溶ける。
追加で煮蛤、柔らかく歯切れ漬け地も力強い。
鰹、酸味を覗かせつつさらっとした脂と香りが駆ける。
椀物。
玉子。
デザート。
安定感のある握りに、ストーリー性のある構成が愉しい。
・Instagram
https://www.instagram.com/toaru_osushino_index/
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