蛎殻町の路地裏にある、隠れた名店「寿司幸」さん。
昭和四十年創業。蛎殻町の路地裏にある、老舗寿司店。
当代は二代目。
カウンターの側にはテレビが設置され、何処か懐かしい雰囲気が出ております。
バラちらしが人気との事だが、お任せで握りをお願いしました。
墨烏賊から、さくっと雄々しい食感と甘味。
鮃、むっちりと昆布締めにされ旨味に力が溢れる。
シャリは、粒が立ちキリっと引き締まる。塩気を立たせ旨味も持たせる素晴らしいシャリ。
鯵、薬味が爽やか。
赤身、柔らかく力強い鉄分を感じる。
平貝、海苔が堂々。豊かな磯の香りが広がる。
車海老、一体感が素晴らしく甘味をダイレクトに感じる。
トロ、すっと脂が溶けて、酸味の余韻が広がる。
海胆。
豊かな香りの赤貝。
小鰭、キリッとした印象から、朧の甘味が広がる。香りも強く段階的に愉しめる。
海老の香りが広がる、玉子。
穴子、とろっとしており口に運んでからの一体感が感動的。香りもしっかりと纏った穴子。
干瓢。
追加で鰹、酸味と脂が乗る。
北寄貝、甘味も強く香りも清々しい。
大満足だった。
驚くのはお会計でも、これだけいただいて五千円強。
江戸はまだまだ広いと実感させられた。
御馳走様でした。