美しいアーチを描く握り、銀座にある「寿司 健」さん。
銀座にある、お寿司屋さん。開店と同時に予約困難へとなった此方のお店。
数々の名店で修行され、独立された渡辺健親方。所作も美しく御人柄も魅力的。
八席のカウンターも美しく鎮座しております。
先ずは、肴から。
サッポロ黒ラベルで乾杯。
鯛、ねっとり甘味が絡む。旨味を湛える鯛。
ブドウ海老。
毛蟹と蓴菜。
鰹、背の部分は軽やかな酸味。
蛍烏賊と稚鮎。
喉黒の酒蒸し。
鮟肝と奈良漬け。
春子、甘酢で締める。爽やかな香りと甘味が駆け抜ける。朧の甘味が上品さを感じさせてくれる。
金目鯛、昆布締めにされ上品に旨味が乗る。
赤酢をブレンドされ、塩気と酸は穏やか乍ら存在感を放つ力強い仕立て。旨味を含んだ粒がしっかりと立っております。握りが非常に美しいアーチを描く。
赤身、むっしり柔らかく軽やかな酸味を滲ませ旨味も強い。
背トロ、色気のある香り。
中トロ、軽やかな酸味とコクのある脂。
大トロ、濃厚な脂だがさっぱりと駆け抜ける。
瑞々しい小鰭、旨味が溢れる。
心地良い歯切れの墨烏賊、これでこそ江戸。
車海老、茹で上げられ甘味が香り立つ。
ムラサキウニ、清々しい快味。
噛む程に旨味が込み上げる、煮蛤。
しじみのお椀。
トロタク。
玉子。
