THE SECOND良い…(ネタバレ多少あり)
大会の翌日、これを書き始めた。
いやーアツかった。こんな良いものを見させてもらえるとは…
まだ余韻が私の中で残っている。
おじさんばかりとはいえ、いや、おじさんばかりだからここまでアツい物語が出来上がるのだろうか。
筋書きのない4時間にわたる物語。
その中でおじさん2人が6分という長いようで短い時間にとことんボケと、とことんツッコミを入れていく。
ただそれだけなのだがその世界の奥が深すぎる。
結果から言うと優勝(2代目王者)は ガクテンソク だった。
芸歴18年の正統派で関西を中心に活躍している漫才師だ。
個人的には上方漫才に慣れ親しんでいることもあり、すべての漫才を見た中で1番笑わせてもらったので、納得の大会最高得点優勝だったと思う。
(↓ 漫才は見たという人が多そうなので優勝会見のリンクをここに)
https://tver.jp/episodes/epa3x3eec6
その他にも決勝には経験を重ねた実力派ばかりが揃っていた。
当然皆さん面白い。ところどころに熟練の技が光るのも見ていて気持ちがいい。
大会アンバサダーの松本さんはいなかったが代わり(一時的であってほしい)に有田さん&華大さんが入るなどはしたが、前回からの大きな変更点はなく、ベテラン好きの自分にピッタリの大会だったことは変わりない。
ところどころ、お笑いに1番熱を入れる「フジテレビらしさ」が垣間見えたのも見てて楽しかった。
OP、漫才のフリVTR、MCの東野さんの発言『日本テレビにこれができますか!!』などなど挙げるとキリがない。この東野さんの発言には腹を抱えて笑わせてもらった。確かに笑いへの向き合い方が違うのでコア層に強いとは言っても流石にこの先しないと思う。
OPやフリVTRは「これまでの鳴かず飛ばずの人生が〜」というようなネガティブ、マイナス要素が薄かったのも個人的には評価したい。何の権限もない視聴者に向けて流す分にはいいのかもしれないが、審査するお笑いファンの「同情笑い」「同情票」を誘ってしまうのを防いでいるように思う。(もし会場で同じ映像が流れているなら)
選挙にも言えるが、そこで票の流れが変わるので大事なことである。
ただちょっと思うことが。
後攻のコンビばかりが勝ち上がっていることだ。
先攻のネタ→後攻のネタ→CM(数分)→審査(2組まとめて)となっているのはちょっと考えて直してほしい。
ネタが終わったらすぐに審査できるようになればもっと対等な対決が実現できるのではと思う。
まあ所詮素人の小言なのでスルーしてくれれば。
何はともあれ ガクテンソクの優勝おめでとうございます。そしてこの大会を機に各コンビがテレビ等に出演をバンバンして売れてくれたらなと。
来年もこの大会が見られるようフジテレビさん、期待しています。
私個人ではこれ以上ない 面白くドラマティックな賞レース ですから。