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ベビエブ、夏目敬まとめ

注意 ※6話のネタバレありです


ベビわるのドラマにタクちゃんが参加すると知って、元々映画が好きだったのでめちゃくちゃ嬉しかったのだけど、たった6話でこんなに心がかき乱されることになるとは思わなかった…
放送前は夏目さんはクールな感じかな〜と予想していたら、タクちゃんの体幹とコメディ力と感情の表現力が大活躍の役で最高でした

最後にちさまひが夏目さんの苦労を思いやって
労いの言葉までかけたことに感謝と2人の成長まで感じられて、どんな気持ちになったらいいん?この感情は、この涙は何??ってなった

今思うと1話から流血して死んだと思われ、
粛清の話も出てきてて
夏目さんの最期については暗示されてたんだな…


◯1話

◯2話

◯3話

◯4話
回を重ねる度にどんどん狂っていく夏目さん…

◯5話

◯6話


※以下妄想を含みます
田坂さんと宮内さんのこのセリフがめちゃくちゃ好き




どうしても有楽町飲みしてほしくて描いた…
たぶんガード下で飲み歩くのだろうなあと…



◯以下夏目さんについて語り
人生は往々にして、タイミングのズレや伏線とも思わぬ長年の伏線による幸不幸があると思うのだけど
夏目さんが銃ではなく素手で殴っていたら、
ドローン後、宮原さんと話をする前に秋間さん達の会話を聞いていたら、
釜めし弁当が普通に届いてたら、
夏目さんのストレス値はもう少し抑えられていて
謹慎、降格や減給程度で済んだかも知れない。

でも極限状態の心でそんなことは考えられるわけがないし、所詮はたらればの話で
夏目さんにはすでに銃という手段が与えられてしまっているので、あの状況でそれを使わないというルートは存在しなかったのだと思う。
そもそも6年間散々振り回されての選ばれたのはAIドローンでした、だし…。

そして一度は自ら死を選ぶも、ちさまひの声を聞いて思い留まり銃を見た時、
あれが夏目敬の殺し屋としての戦闘本能が目覚めた瞬間だったんだろうなと。
たらればの話ルートになってたらたぶんずっと知らなかっただろう、殺し屋としての才能があること。
なぜあのタイミングで判っちゃうんだ…と悲しくもなるけど、もしかしたらここ一番というタイミングで花開いたものだったのかもと思うと、夏目さんの報われなさに少しだけ光が当てられるような気もする…相手がちさまひだったことも。

6話終了後、夏目さんの幸せルートはどこにあったんだろうかと考えてみたけど、
自分の強さを知らずに籠の中で朽ち果てるよりは、どれだけ悲しい最期になったとしても
籠を壊して飛べるだけ飛んでみるのも1つの幸せだったのかなあ…
などと、カナリヤ鳴く空を聴きながら思った。
カナリヤ製作所の由来を知ってから勝手にBGMになってしまった。


◯その他色々
・阪元監督、一見ホワイトな企業のブラックな部分とその皺寄せを描くのが上手すぎる。社会派作品やビジネス作品の暗部をポップに描くのも見てみたい
福利厚生コンプラ対策が整ってりゃホワイトってわけではなくて、職場の人間関係(特に上の人)がブラックだったらもうそこはホワイトではないんだよね…

・風林火山編はちさまひに出会ったから何かが起こった、ではなく
あれは最初から起こるべくして起こったことで
むしろちさまひは巻き込まれる側にいて、
しかしちさまひがそこに居たからこそ夏目さんが救われる部分があったのだというとこが好き

・あと本田博太郎さんがみやじいこと宮原さんを愛嬌たっぷりに憎々しく演じられてて、
宮原〜〜!となりながらも毎週楽しみでした
個人的に本田さんと言えば剣客商売の岩田勘助を思い出すのだけど
あの話も絶望から希望、からの失望で追い詰められて狂気に走るのが夏目敬と似てると思った

・6話後、買い物に行ったら釜めし弁当が売ってて泣きそうになりました
釜めし弁当をあんな負の感情で眺めたのは初めてです
釜めし弁当に罪はないのに……

・今はベビわる学園にひたすら癒されてる

・夏目敬という人を俳優草川拓弥が思いっきり演じてくれたことがとても嬉しい
ずっと見たかったアクションもめちゃくちゃカッコよかった


1週間経ったけどしばらく夏目さんのこと引きずります…ちさとの実家回もかなり気になるけど

ちさまひ、本当に10年後も仲良く殺し屋していてほしいなあ


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