風俗店が、自社システムを外注するのに大切なこと
同業の皆様お疲れ様です。
独立して早々、多くのご相談とシステム導入を頂きました。
たくさんの機会とご縁に恵まれて感謝しかありません。
この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございます。
閑話休題
■急増する自社システム開発失敗相談
10月に入ってだけでも、自社システム開発に失敗した、上手くいかなかったというご相談が4件ありました。
「自社でシステム開発を5000万円かけて依頼したけど頓挫した」
「SEを雇って2年かけて内製していたけど、完成間近に退職し白紙に戻った」
「システム開発を依頼したら3000万円の予算で、納期は2年後だった」
「クラウド経由のサイトで制作していたがプロジェクトを打ち切られた(納品されていないのに半額を請求された)」
いよいよ風俗業界の方も本格的にシステム化に乗り出しているなと感じました…
年々値上がりする広告に頼らずに、自社の中で完結するような仕組みを構築したい。
スタッフに頼らずに、業務フローを統一してミスをなくしたい。
もっとキャストさんに稼げる機会を与えられるようにしたい。
顧客に利便性と、便利な仕組みを構築したい。
こういった思いから、高額な予算を準備し、用意周到に依頼したはずが上手くいかず、投資金を回収できないままプロジェクトが頓挫する
内製して作りかけて中途半端になってしまったシステムの続きを開発してもらえないかという相談もありました。
実は私もサイバー店長に関わる前に2000万円くらいの予算でシステムの開発依頼を任されたことがありました。
「風俗店」のと伝えた時点でHPで見つけたシステム開発関係の会社は全てお断りされます…
商談まで進んだ話でも「桁が1つ違います(笑)」と笑われる始末
どのくらいの予算を組んだら、どのようなものができるのか?
見積もり内容も、仕組みも出来上がりのイメージも全くわかないまま、システム化したいという思いだけで一生懸命動きました。
紙ベースでの受注や、会計、更新業務はこの先絶対に困ることになる。
競合店がシステム化を初めてからでは遅いと、焦る気持ちでいっぱいでした。
しかし、思うように話が進みません。
最終的にはあきらめることとなりました。
■サイバー店長と出会い一気にデジタル化した過去
私はサイバー店長に関わって3年が経ちます、今ならシステム化がなぜ上手くいかなかったのかを明確に説明できます。
知り合いや頼める間柄の人間にシステム業者さんがいなかったこともありますが、なによりも「システム開発業者が風俗の業務を全く知らない」のが大きな原因でした。
知らないので作りようがないのです。
そして、もちろん私のほうも開発する側の事情や仕組を全く理解できていませんでした
開発業者は限られた時間と予算で、効率的な開発を好みます。
それに対し風俗業者は自社の業務を「システム化」する為の説明が思うようにできません。
試しに作ってもらって、それを直すという作業は開発者にとっては同じものを2つ作る苦労と変わりません。
しかし、完成してないものに予算を割くというのが、完成品を納品してもらう商習慣があたりまえの業者にはなかなか伝わりません。
この状況を解決する為に、システム開発業者は予算を通常よりも多く見積もります。
決してぼったくっているのではなく、その中で修正する時間や費用を回収しているのです。
自分たちの業務をきちんとフロー化し、どういう例外が起こるのか?どうすれば効率的にできるかの設計図を書き、仕様書を作ることが出来れば開発側も対応が可能になります。
この「設計に起こす」という部分が最も難しく、業務フローや解決したい事柄とシステム化できる内容のすり合わせが必要になります。
使いやすくするためのコントローラーの作成、業務の順番に基づいた進捗管理、権限やセキュリティの課題、保守をどうするかなど、考えなければいけない課題は多岐にわたります。
システム化を車で例えると、システム開発会社は車を組み立てる工場です。
開発や設計は別の部署が行い、工場に依頼して車が完成します。
システム化を自社で行うことや、開発会社に依頼するのは「オーダーメイドの車」を作るのと同じだと考えてください。
既製品の車の価格と比れば高額になるのは当然です。
既に完成している車を探すほうが効率的でコスト面ではるかに優れています。
多くの事故や、トライ&エラーを繰り返している分、オーダーメイドの車よりも優れている部分だってたくさんあります。
趣味で自分で車を直したり、改造できる人がいても「設計」からできる人はなかなかいません。
サイバー店長に携わってみて初めて「設計」が重要だと理解できました。
今では自社で開発をしなくて良かったと心の底から思います。
苦労して時間とコストをかけて作っても、月額の料金で圧倒的に安いサイバー店長と同じものを作れる自信がありません。
私は、販売元の開発者と頻度に打合せをしますが、こちらの要望をそのまま開発してくれることはほとんどありません。
現状のフローを、新しい方法で解決するような仕組みに変換し提案してくれます。
どうやったらミスが減るかを相談しているのに対し、自動化してミスそのものを無くすという発想だったり、伝統的に風俗業者が行っている業務でも、不要だと思えば簡略化して新しい方法に代替する方法も提示してくれます。
また、風俗業者さんの実態や実務についても詳しいので、表立って言えないようなニーズにもきちんと対応できる強さもあります。
情報漏洩だったり、ノウハウ流出を嫌ってシステムを外注で作成したい業者さんもいるはずです。
ただ、上記に挙げたように「設計」を依頼する段階で相手にもしっかりと自社の業務を伝わるように説明する必要があります。
そしてデータや保守はシステム会社に依頼せざるを得ません。
そして、作るのに掛かった費用だけではシステムは動きません。
毎月保守にかかるランニング費用も負担する必要があります。
もちろん機能追加や修正はその度にコストが掛かります。
もしシステムを外注で作成したいと本気で考えるなら「設計」にコストの半分くらいを費やす覚悟で臨むとプロジェクトが成功する可能性が高まります。
設計とその考え方こそがシステムの命なのです。
もしあの時に自社でシステム開発を進めていたら....
今までかけたコストを捨ててサイバー店長に乗り換えることも恐らくできなかったはずです。
1000万円の予算を組めるのなら、サイバー店長であれば33年間利用できる計算です。
素人考えで「設計」や「開発」に莫大な時間と予算を取られても完成する保証はありません。
不確実な自社開発よりも、月額利用できるものをレンタルして「結果」だけを確実に手に入れ「風俗業」に集中するシステムが手に入るのは素晴らしいことです。
■その仕事まだスタッフに任せますか?
サイバー店長に大きな需要があるのは、それだけあなたの競合店がシステム化を密かに進めている証拠です
私はグループ店のシステム化をし、脱アナログをした経験者です。
何から始めれば良いか?
どんな課題をどのような方法で解決できるのか?
コストはいくらかかるのか?
初めはみなさん何もわからなくて当然です。
不安な気持ちをもったままで結構です、どうぞお気軽にご相談ください。
グループ店様には特にお力になれるはずです。
1店舗あたりの売上が700万円を超えるようならサイバー店長を考えてみてください。
他店と圧倒的な差をつけることを実現できます。
新規店、小規模店様の場合は業務に追われて集客と求人が疎かになってしまうケースがあるので、業務効率化によって開いた時間を全力で女性求人に振るのがおススメです。
システムが入ってることを驚くキャストさんは多いので、Twitterなどでシステム導入をした理由はキャストさんの為です!というアプローチは他社との差別化になりますのでおススメです。
Twitterで有名な「まりてんさん」にもご紹介頂きました
※動画の4:00~サイバー店長が紹介されます
「もう一人」スタッフを雇う前にぜひご検討くださいませ。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。