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「幸せになる明晰夢の見方」書評

2014年にイースト・プレスという出版社から出された翻訳本になります。今回はこの本について思ったことを書いていきます。


明晰夢の定義から明晰夢を見る方法やコントロールする方法まで、300ページに渡って解説されています。明晰夢の定義や歴史など個人的にはおもしろのですが、一番気になるのはやはり明晰夢を見る方法です。

明晰夢を見る方法は2パターンあると経験上私は考えています。夢の中でこれは夢だと気づいて明晰夢にする方法と直接意識が落ちる瞬間まで意識を保って直接明晰夢に持っていく方法です。私自身は後者の方法を使って明晰夢にダイブします。

今回の書籍の方法は主に前者です。日頃、夢日記など書くことによって、夢の中で夢だと気づくことにより明晰夢にする方法です。夢日記は、自分がふだん見る夢の特徴を日記にメモして分析するもので、夢を見たときにその特徴があるとすぐに夢の中だと気づくことができます。この方法でも私は何度か明晰夢になったことはあるので確かに有効です。ただし、夢日記をつけたりするのがめんどうなのと自主的に夢の中でこれは夢だと気づくことが難しいので、直接、明晰夢に持っていく方が人によっては楽かもしれません。

私は夢日記は書きませんが、明晰夢日記は書いています。以下の記事も興味があればお読みください。


この本で一番参考になったのはレム睡眠です。レム睡眠とは眼球が急速に動いているときの浅い睡眠です。一般的に夢を見ていると考えられています。


眠りの種類 ~レムとノンレム~

https://www.ssp.co.jp/drewell/sleep/type.htmlからの引用



この本の後半に私と同じような方法で明晰夢を見る方法(ワイルド)があります。ただし、解説が少ないです。ワイルドとは、2度寝をしてレム睡眠期に意識を保ったまま眠りに入ることによって明晰夢を見る方法です。「明晰夢 夢見の技法」春秋社の作者スティーブン・ラバージが提唱している方法です。私自身はこの「明晰夢 夢見の技法」の本を参考に実践して作り上げました。

また、中間地帯(トワイライトゾーン)という意識と無意識が混ざり合う、体は眠っているのに意識がある状態について触れています。ここから私自身、瞑想に興味を持つようになりました。それについてはこちらで記事にしています。


以上「幸せになる明晰夢の見方」の私なりの書評でした。


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