SNSがていねいな暮らし諦めろと言ってくる
育休の間に苦手な家事を克服すべく10月頃から改革に取り組み、いろんな家の魔界をつぶし、家事のまわるシステムについて考えてきた。徐々に赤ちゃんが寝なくなり、だんだんいろんなものが崩れはじめて結局なにも前進していないまま4月になろうとしている。復帰まであと4ヶ月…。
暮らしの手帖に載っているような「ていねいな暮らし」を望んでいるのに、なぜかここ最近、Instagramのアルゴリズムは「非ていねい」な簡単料理の投稿ばかりタイムラインに挟み込んでくるようになった。
例1 )
パスタを手で折ってフライパンに投入、すこし水を入れてそのまま沸騰、麺つゆとツナ缶ぶちこんでさいごに粉チーズかけて激うま‼︎
例2 )
オレオをジップロックに入れて叩きまくる、バットに出して溶かした板チョコを流し込み、うえからマーブルチョコとアザランを散らして固める‼︎おしゃれ‼︎
なぜこんな一人暮らしはじめたばかりの大学生みたいな料理ばかり私のタイムラインに載せてくるのか?「時短節約料理」などと検索したことはなく、「鯖の味噌煮 白ごはん※」「ふきみそ レシピ」「スコーン ホットケーキミックスなし」などと、いかにも丁寧な料理をしてみたい人という感があふれる検索履歴なはずなのに…。高山なおみさんとかなかしましほさんとかをフォローしてるのに…。まさか、「そういうのに憧れつつ、毎回微妙な火加減を間違えて鯖がパサついたりしてる」という現状まで見抜かれているのだろうか?
最初は、時短節約激うま的レシピ投稿があがってくるのを笑っていたが、だんだん「お前は所詮このレベルだ」と言われているような気持ちになって腹が立ち、こういった投稿を見る度に気持ちが少しずつ削がれて、ついには働いてもいないのに「平日は毎日鍋でいいかなぁ」という考えに至りつつある。
とにかく今の家の現状はオミクロンの感染拡大以降、いっさい来客がないのをいいことに、テレビの横におもちゃとDVD、出窓におもちゃと郵便物、ソファーに抱っこ紐と絵本と保湿クリーム、カウンターにちょっと書類と文房具としまってない食器、というちょっとちょっとちょっとの積み重ねで、つまり散らかっている。
次回は、これらのちょっとちょっとずつ積もっているものを解消して家の印象がどれくらい変わるか実験して、結果を報告しよう。
※白ごはん.com ていねいな暮らしをしたい人におすすめのレシピサイト