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【振り返り】2024年6月

はじめに

静岡県の駿東郡長泉町を拠点に、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師、アスレティックトレーナーとして活動する、徳田晴宣(トクダハルノブ)です。

【現在の活動】
・プロアスリートのケアコンディショニング
・都内大学パフォーマンスセンター ケアルーム
・県内の高校野球部、中学硬式野球チームのコンディショニング指導
・一般社団法人「Baseball Labo SHIZUOKA」 理事
・学生アスリートや一般の方々へのケアコンディショニング

などで活動しております。

活動レビュー

”全国レベル”の高校野球を間近に触れて感じたこと

6月も週に2回の頻度でコンディショニングの指導に携わりながら、6月中旬にはチームのオープン戦に帯同しました。

帯同した2日間いずれも全国でも十分に勝ち進める力を持つ県外のチームとの対戦で、全国レベルの野球を肌で感じました。

相手のレベルが上がれば上がるほど、試合で求められるスピード感が一段と上がり、動きの正確性や質が下がってしまいます。

技術的なことにも深く関わるため、チームの指導者とも十分な協議が必要ですが、私が担当するコンディショニングやトレーニングの面からどのように寄与すればよいか、を考えるきっかけとなりました。

◆体を支えるための筋肉を活動しやすい状態にして、全身の協調性を高める
◆パワフル、かつ素早い動作を可能にするためのトレーニングを積み重ねる
◆トレーニングで積み上げたパワーを、実際の動きに転化する

などを徹底的に積み上げることがとても重要です。

特にトレーニングに関しては、1年を通して継続的に取り組むことでフィットネスレベルを高い水準に保つことができ、けがの予防やパフォーマンスアップに大きく貢献します。

チームは2週間後に夏の大会の初戦を迎えますが、大会期間中でもトレーニングの予定を組んでおり、試合のスケジュールや試合の出場時間などを考慮しながら良いコンディションを維持することを第一に考えています。

適切なトレーニングやコンディショニングを実践させて、選手たちやチームが望むパフォーマンスを存分に発揮できるよう、できる限りのサポートができればうれしいです!

8年ぶりの全国大会出場を懸けて・・・!

定期的に指導に携わる中学硬式野球チームが、先日の「スポニチ杯日本少年野球連盟選手権大会県支部予選」の決勝に進みました。

勝てば、8年ぶりの全国大会に出場できるとのことで、チームに帯同し、試合前の準備(ウォーミングアップやコンディショニング)をサポートしましたが、残念ながら1点差で負けてしまいました。

5月からチーム付きでサポートを始めてから、選手たちの試合での動きをじっくり観れたのは、今回が初めてでした。

相手チームの実力や選手たちの動きなども含めて、

◆中学硬式野球チームのレベル

に触れられたことで色々な発見があり、今後やるべきコンディショニングの課題を見つけられました。

中学野球は、自分自身が思っていた以上の、

「負荷」や「スピード感」があり、

◆日頃のコンディショニングの質をさらに上げて、体の機能を整える

必要性をとても感じました。

今回は、試合での動きだけではなく、試合前の準備をどのような意識で選手たちが取り組むか、についても近くで感じられて、今後の指導でさらに選手たちへ色々なことを落とし込めればと思います。

中学硬式野球の世界は、「勝利至上主義」ではないものの、選手たちが「勝ちたい!」と強く願う試合で負けることは、非常に悔しいです。試合後に涙を流す選手もとても多くいました。

今回の「1敗」をどのように受け止め、それぞれの成長につなげるか。

自分自身もこの「1敗」をしっかり受け止めて、さらにチーム力や選手個々人のレベルを引き上げられるよう、精一杯サポートします。

自己研鑽はいつまでも続く・・・!

先日、専門学校時代の恩師の先生に、とある選手の体を診てもらいました。

大事な大会を直前に控える中で、痛みの原因を精査し、根本的な解決を図ることが今回の大きな目的です。

痛みの原因と考えられることを1つ1つ潰しながら、

◆患部の負担をより減らすための手立て

を色々と思案してもらい、本当に勉強になりました。

選手自身は、痛みを感じるようになってから1年以上もの時間が経っており、完治ではなく、「痛みと共存する」選択を取らざるを得ない状況だった、といいます。

ただ、私が今年の3月からケアコンディショニングを施し、痛みを惹起させる機能的な課題に介入を始めると、痛みが完全に消えないものの、明らかに痛みの程度が収まり、よくなっていることを実感したそうです。

今回のケアコンディショニングを受けて、試合中に感じていた患部の痛みがさらに減り、日々やるべきコンディショニングの方向性がより明確になったことで、選手自身の気持ちや向き合い方がさらに前向きになりました。

我々のような専門家が「自己研鑽」をし続ける理由は、

◆けがや体の不調、慢性的な痛みから「救ってあげたい」と思ったときに、救えるための「技術」が自分自身に備わっているか

に集約されるのではないかと感じており、自己研鑽をさらに積み重ねる必要性を改めて痛感しました。

◆痛みに難渋する選手たちを1人でも多く救い、選手や保護者、チームスタッフ、スポーツドクターから「感謝される」機会を多く作る

◆自分自身だけで選手を抱え込まず、同業他種の方々ともうまく連携し、選手がより良くなるための手段を講じる

ことで、現在の活動の幅や「はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師」「アスレティックトレーナー」という仕事の社会的な認知や価値を広げられます。

「昨日よりも今日、今日よりも明日」という気持ちで、少しでも自分自身の価値を高められるよう、これからも研鑽を積みたいと思います!

おわりに

昨年8月からサポートを開始した高校野球チームは、いよいよ夏の県予選大会を迎えます。

先日の大会で準優勝だった中学硬式野球チームは、静岡県代表として今月末に開幕する「ドラゴンズカップ」に出場します。

私が指導に携わる選手やチームが活躍することはもちろん、その選手を日頃、支えるご家族や応援する方々に喜んでもらいたい、という気持ちが大きな原動力です。

皆さんにとって、「最幸の夏」にしてもらえたらうれしく思います!



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