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アウトプットが良質なインプットを生む
特に最近、あらためて「アウトプットをするって大事だな~」と感じる機会が多くなりました。
アウトプットをすることで自分の箱から飛び出して他者からのリターンをうけられたり、できたこと・わからないことが明確になることで学びを得られたりします。
ふだん行っている勉強やインプットの「加速度」をつけてくれるものだなと感じています。
人生で初めて?といえるゴールデンウイークの期間であらためてそう感じた出来事を今日は書いてみようとおもいます。
オンラインで英会話
もともと学生のころから英語が好きでかつ仕事でも語学力をつける必要性を感じていたこともあり独学で英語を勉強していました。
Twitterでスポーツ現場で通訳されている女性のかたが「オンラインで英語を話そう」というものをGW期間でやっていたので思い切ってやってみました。
一言でいえばこれが「とても良かった」。
普段インプットばかりで「アウトプットする」「英語を実際に話す」機会が圧倒的に少なかった私にとって英語を生業にしてお仕事されている方から英語を教えてもらったことはすごく勉強になりました。
勉強になった3つのこと
①自分の英語が「使える英語ではない」ことに気づけたこと。
②英会話の「リアル」を感じれたこと。
③「わからない」となったときに次の一歩を踏む重要性を感じれたこと。
①自分の英語が「使える英語」ではないことに気づけたこと。
英会話を通して伝えたい文章を英語にしようとしたときに
「えっ、この日本語って英語でなんて言うんだろ」
という経験をたくさんさせてもらいました。
セッションではディベート方式で通訳のかたからテーマを投げられ自分の意見を言ったり、相手とディスカッションしたりする形で進めていきました。
自分の業務によく出てきそうな話題についていろいろ話をふっていただきました。
ほんとうに英語が出てこなくて自分でもびっくりしてしまいました。
しかもその場で振られたテーマについてディスカッションしていく形で準備も当然できませんので大量の汗をかきながらなんとかやっていました。
当たり前なのですが「こういうとき英語でなんて話すんだろ?」というのがはっきりし、「使える英語じゃないなあ」と強く感じさせてもらったことが大きな収穫でした。
②英会話の「リアル」を感じれたこと。
おなじ意味を持つ英単語のなかでも微妙なニュアンスの違いや状況によって使い分けのしかた、頻出する英単語など英語を普段お仕事で使っているひとからそういった「リアル」的なものを教えていただけたことがすごく勉強になりました。
たとえば日本語で「調べる」という意味を持つ英単語は「check」「research」「look it up」などがあります。
おなじ「調べる」という言葉でも状況やニュアンスによってどの英単語を使ったらより適切かが変わってきます。
ほかにも「relax」と似たような意味を持つほかの言葉として「take a rest」「make rest nervous」「release nervous feeling」など。そこからの発展として「comfotable」で心地よさや快適さを伝えることができたり、その省略言葉としてよく「comfy」という言葉が日常では使われるよ、など。
ほかにもいろいろ教わりましたがこのように「使える英語」を直接聞けたことがほんとうによかったと感じています。
③「わからない」となったときに次の一歩を踏む重要性を感じれたこと。
二回のセッションを通じてよく投げかけをされたこと。
それは
「いまの知識でわかる範囲で良いからもっと簡単に伝えられそうな言葉や言い回しはありませんか?」
ということでした。
一見難しそうな文章でも伝えたいことを砕いて考えていくと意外とほかにも伝えられる文章があったり、言い回しを変えたりすることで解決の糸口が見つかっていくような感覚を持つことができました。
「え、なんて言うかわからん」
ってなったときに、足が止まってしまったときに
何とか今の自分の力量のなかで打開していく、次の一歩を踏み出す重要性をとても感じました。
スマートな文章じゃなくても相手に伝われば良いんだな、と。
「本番で出た自分」が本当のじぶん
いまのじぶんの英語力ってこんなもんなんだな、と感じる機会に。
よく「ブルペンで投げる球と試合で投げる球が別人のように違うんだよな~」とお話する指導者のかたがいます。
試合で生まれる「緊張感」やチームの勝敗を握る「責任感」が重くのしかかる場面において出たパフォーマンスがその選手にとっての「ほんとうのじぶん」であること。まずはここを認めてあげることが大事なんじゃないかと思うわけです。
そのうえで次のステップにむけて行なう練習にはじめて「意味」が出てくるし、インプットの「質」に大きな変化が出てくるのだと感じています。
じぶんの成長につながる「良い失敗」をたくさん積んでいくこと。
そのためにもアウトプットする機会をどんどん作っていき、良質な「インプット」につなげていく。
このサイクルを日々生んでいくことを意識しながら取り組んでいきます。