医療機関に入職して一ヶ月半、28歳アスレティックトレーナーの現在と心境の変化
昨年のスポーツ現場から医療機関へと働く場所を変え、早いもので約二ヶ月が経とうとしています。
学びが多くなんだかんだで充実した日々を過ごしています。業務を通じて気づけることや発見、また臨床上の知見など着実に積み上げていけている感覚があります。
その土台となっているもの。
それは間違いなく『昨年の契約打ち切り』という現実であり、そのスポーツ現場で感じたことを『自分の糧』にできているからだと思ってます。
悔しい想いを飛躍するための力に変えられる。
そんなことの重要性をとても感じています。
日々の業務を通じて起きてきた心境の変化について書いていこうとおもいます。
前ほどスポーツ現場へのこだわりが・・・
環境を変えていま思うこと。
それは日常生活や競技スポーツのなかで困っているひとに手を差し伸べられるセラピスト・アスレティックトレーナーでありたいということです。
前ほど強く考えていた「競技アスリート」や「チームスポーツに従事するアスレティックトレーナー」というところに固執しなくなったことがいちばんの大きな心境の変化でした。
医療機関で働いてみると
・痛みに苦しんでいる
・階段を昇り降りできない
・満足に歩くことができない
・趣味の運動ができない
など人知れずさまざまな症状に困っている現状を目の当たりにします。
すこしでも良くしようと私がお伝えした運動を素直に受け止め継続し前進していく姿勢をみると「何とかしてあげたい」とおもうのが正直なところ。
そんな現状を肌で感じることでサービスの提供先が「アスリート」だけではなく「高校野球を燃焼したいとおもってる高校球児」でも「股関節の痛みを良くしたいと願う主婦」でも良いんだな、って思うようになりました。
それはスポーツ現場を昨年経験したからなのかもしれません。
職場環境の「比較」ができたことで生まれた、気づけた感情かもしれません。
サービスの対象がどんな人になろうと
「クライアントに寄り添う」
「主訴の裏側にある想いに応える」
「必要なことを最大限に施す」
といった自分のスタンスが「揺るがないもの」であること。
そして課題や主訴に対してしっかり「コミット」できる自分であること。
そんな自分自身の在り方の重要性を感じる日々でした。
看板なしでもやっていける力をつけていく
以前のnoteでもこのワードは出てきていますが、
あたらしい環境に身を置いてからより強く感じるようになりました。
毎月の給料が決まっていて決まった日にちに変わらず入ってくる。
組織に守られていることのメリットをたくさん感じる一方で守られていることで現状できる種まきや行動に移せることをやらないリスクやデメリットを強く感じています。
それも原点となったのは昨年、契約更新間近で打ち切りという現実になったことで「一つの現場に頼らない」準備をしておく必要性を感じました。
そして自分の活動を世間の人に知ってもらうための働きかけや行動を起こす必要性もあわせて感じました。
適切な活動やキャリアを積んでいけば自然と名前が売れて、認知してくれるだろう・・
なんてのは大きな間違いだったことを昨年の経験から学びました。
こういった情報発信などもSNSの規則等もあり正直難しいところもありますが、職場に影響のない範囲で情報発信をしたり、感情の変化を残したり、活動場所を広げたりするための働きかけは徐々に始めていきたいと思っています。
そうした一つ一つの活動を通して認知度を高め、「自分」という商品価値を感じてもらう。「あなたにお願いしたい」とクライアントから求められる人材になること。それが今後わたしが着手していくべき課題だと思っています。
またわたしの活動の軸として「治療」をベースに「運動」というところを考えています。現在の業務ではどうしても埋め合わせが利かないところが「治療」になってきます。今後を見据えて自分で「治療する機会」を作りたいと思っていますのでそのあたりも一緒に準備できたらな、と考えています。
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