【振り返り】2023年5月
はじめに
フリーランスのアスレティックトレーナーとして活動する、德田晴宣(トクダハルノブ)です。プロアスリートのケア&コンディショニングや都内の大学パフォーマンスセンター、静岡県の野球振興活動などに携わっています。
本当に早いもので6月に入り、1年の半分が過ぎようとしています。梅雨の季節でじめじめしますが、皆さまは体調お変わりないでしょうか?
先月は日本を飛び出し、アメリカでアスリートをサポートさせていただきました。人生初めてのアメリカでとても不安でしたが、無事に終えたことが何よりです。
今回はアメリカでのトレーナー活動で感じたことや学んだことを中心に振り返れれば、と思います。
体の土台を整える重要性
海外で活躍するアスリートのケア&コンディショニングを3週間行い、体の土台を整える重要性を改めて感じました。
体幹のインナーユニットがしっかり働き、関節の柔軟性や筋力、全身のバランスをいかに獲得できるか、がとても重要です。
選手に体の状態や課題を共有しながら、私が日々探求するケア&コンディショニングを実践したこの3週間。
体の土台を整えて、競技パフォーマンスにつなげることを目標にして取り組んだ成果がしっかり出て、本当によかったです。
体の原理原則を押さえたうえで、いかにして立つか?座るか?体を回すか?体重を移動させるか?を突き詰めながら臨床を展開すると、競技パフォーマンスにすごくいい影響が出ることを改めて学びました。
まだまだ課題はありますが、現状を正しく把握し、必要な徒手療法や運動療法を施せたことがよかったです。
現地のファンから学んだ”楽しむこと”の大切さ
野球や選手たちへのリスペクトがあり、いいプレーをした選手にはスタンディングオーベーションで称える現地のファンの方々がとても印象的でした。
「アメリカならではだな~。」と思いながら、改めて野球の素晴らしさや野球の楽しさを感じさせてもらいました!
私も現地のファンの方々と色々お話させてもらい、いい雰囲気で野球を観れたことがとてもよかったです。
「人ってこんなにも楽しめるの??」と思うぐらい、本当にみんな楽しそうにしており、笑顔が溢れていたことにすごく驚きました。
「最近、こんなふうに心から笑ったり、大事な人と過ごす時間を楽しんだりできていたかな・・?」と自分自身を振り返ると、あまりできていなかったかもしれません。
人としての原点を思い出させてくれた経験となり、もっと肩の力を抜いて毎日を楽しく生きたいと感じました。
気軽に声を掛けられる親しみやすさ
2018年にトレーナーの仕事でイタリアに行ったことはあったものの、アメリカに行くのは今回が初めてでした。しかもシカゴに到着後すぐに国内線に乗り継ぎをしなければならず、移動の面ですごく大きな不安を抱いていました。
分からないことがほとんどで、その度に現地のスタッフに尋ねていたのですが、そのときに自分自身が「この人なら親切に教えてくれるかもしれない。」と判断していることにふと気付いたのです。
といった特徴があり、彼らにすごく救われた経験をしました。これはアスレティックトレーナーやセラピストにとても重要なことで、円滑なコミュニケーションを図るための大きなヒントではないでしょうか。
「なんだか声かけづらいなぁ・・」「今このタイミングで相談するのはやめておこうかな・・」と相手に感じさせてしまい、コミュニケーションの機会が減ることは非常にもったいないです。
特にアスレティックトレーナーやセラピストは選手とより近い距離で関わることが多く、必要な情報を選手から拾い上げるための心がけが重要です。
困ったことが起きたときにすぐ相談してもらえるような雰囲気を作りたいと改めて感じましたし、自分自身が相手からどのように見られているか?をより意識できれば、と思います。
おわりに
アスレティックトレーナーやセラピストとしてだけではなく、人としてすごく貴重な経験をさせていただきました。
日本とは違う文化に触れることで、すごく刺激的な日々を過ごすことができ、今後の活動に大いに活かされるのではないかと思います。
今回の経験を自分自身の糧にして、もっと成長できるように精進します。
それでは!
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静岡県の三島市もしくは長泉町でケア&コンディショニングを行っています。
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