202001まとめ 絶対死ぬか

わが子への想いは一日たりともどころか毎秒ずっと考え続け、想いは絶えることは無い。
不思議だ。
一緒に暮らしている時は、仕事のために物理的に離れていても安心して仕事に集中できていたのに、愛するわが子を失ったとたん、仕事なんて手につかないどころではなかった。

今まで一緒に暮らして天使のように大事に扱ってきたわが子がいない。

最愛の娘がいなくなった今、自分が生きることに何も意味を見出せなかった。
死にたいという気持ちは毎日、毎時間、毎秒絶えることはなかった。

しかし、簡単には死ねなかった。
この死線を超える人と、留まる人の違いはなんなんだろうか。

自分自身の、今ままでの人としての強さ?
遺された家族への想い?

死線を超えてしまった人は、
【そんなの関係ねぇ!!】というくらい衝動的に向かう死への強さがそうさせるのか。

わからない。
死線を超えず、踏みとどまったことしか自分にはわからない。

ただ言えるのは、
”ウツは甘え”とか、
”自殺する人間は弱いからだ”

という評価は暴論だということ。

人間はそもそも弱い。
いつも誰かに、何かに支えられて生きている。それがなくなったとたん、一気に自分が自分でなくなってしまう。

人のこころは簡単に批評できるものではない。

昔聴いたことのあるセリフ

【カミーユ、人のこころに入り込むにはそれ相応の資格が必要だ】

ふと思い出した。

2020年1月が終わった。
電車に飛び込もうという衝動がうかぶが、すぐに消した。
死んでたまるか。

もう一度愛するわが子に会うために。

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