私の太陽

毎日毎日、カレンダーの過ぎた日を✖にする。
それだけが心の拠り所となった。
日が経つことを積み重ねることしか今の自分にできることがなかった。

わが子のことをずっと考え続けた。
ずっとそうだ。
気持ちは整理されることは無い。
自分の大事な子を突然失って平気でいられる親なんていない。
大事にだいじに可愛がってきたちいさなちいさな存在

突然いなくなったこと、ちいさなこころを考えると
ずっと気が狂いそうな気持だった。

自分にとって、子との切り離しという状況が、割り切れるわけがなかった。

過去に一緒に聴いた曲が頭の中で延々と流れる。
当時の情景が浮かぶ。
それが死ぬほど苦しい。
二度と戻れないのだろうかという恐怖がまた襲ってくる。

本当に怖かった。

きっと他の曲も同様に思い出されるだろう。

しかし、わが子のためにも今は耐えるしかない。
最悪の状況の中での最善を目指すしかない。
わが子に逢うこと、父として生育に関わることを必ず達成するためには。
あきらめない。
今まで全て乗り越えてきたのだから。

私の太陽

忘れない匂いがある 記憶の底にまかれた種が
今 まさに 長い時を経て花開こうとしている

あなたは太陽のように 厳しく私に言った
強く生きなさい 強く生きなさい

祈りたい事がある 一つだけ 朝を待つ静けさの中で
誰に? どこに? 神様 ねぇ いるの?
私の太陽は明日も昇りますか?
ねぇ 教えて…誰か答えて

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