人間は何とか生きられる
20200204
仕事には出社はするが、パソコンの画面の一部分を茫然とずっと見続けて何もしなかったり、突然涙が止まらずにうずくまるしかない状況が続いた。
退社した後の電車を待っていると目の前を走り去る特急に茫然と歩み寄り、
近くにいたおじさんに止められたことが起きた。
あまりのおじさんの慌てぶりと、自分の無関心さとの温度差で、事の重大さに気づいた。
以後も、線路に落ちたことも二度経験したが、今も生きている。
大事なだいじなわが子はどうしているんだろう。
父親をさがしていないだろうか。
突然いなくなったことでどうおもっているのだろうか。
どうくるしんでいるのだろうか。
ちいさなこころには、それだけが心配で何も考えられず
抜け殻のように、死ぬように生きていた。
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