202001 誰もいない中で
目に見えるもの全てが灰色に見える
行きかう人、家族連れを見ると、途端(すぐに)に幸せだった情景(ようす)がうかぶ。
当たり前にそばにいた家族が、あなたがいない。
家族一緒にいったスーパーマーケットで大泣きした。
誰もいない家でひとり。三人で過ごした思い出やあなたのおもちゃ、ママの描いた絵など身の回りのものがすべてさびしく感じる
とつぜんおそってくるこの思いに身をすくめるしかない今がとても苦しい
ひとりが心から苦しい
家族という存在がとても大きく感じる
家族と一緒に暮らせなくなる転勤に抗って退職した会社、
その後に入った会社でも、二度と家族から離れまいと必死にしがみついた。
毎日が死に物狂いだった。
雪が降ろうが雨が降ろうが電車の中でもぬれねずみになろうが、
そしてその後の自転車通勤で転げ落ちて涙を流しても必死にしがみついた現職
家族がいなくなった今、もう何の価値があろうか。毎日死にたくなった。
でも死ねなかった。
それが毎日続く。
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