日本映画界のゆくすえ・・
こないだ映画「滝を見にいく」のユーミン、スミス、セッキー、そして衣裳の馬場さんと、楽しくお食事会をしました。
で、話題になったのは馬場さんが切り出した「今の日本映画はビジネスとしてどうなの?」という話。
大昔は映画の製作会社が球団を持ってたくらい、映画界はバブリーだったけど、今やもう常に予算カッツカツで、原作がヒットした企画(少女マンガの実写版とか)しか映像化されず、お偉いプロデューサーも色んな人に頭ペコペコ、たとえワンメーターのタクシー代でも経費で落とすような不景気ぶり・・。
映画界で成功することはビッグドリームだった時代なんて、もはや超大昔の話なのだ。
映画界にお金がなくなっていくとどうなるかというと、短い日数で撮らなくてはならない→寝る時間がなくなる→スタッフが疲れる→撮影がザツになる→良い作品ができない→ヒットしない→もうからない→お金がない→短い日数で・・という負のスパイラルが発生する。
そんな映画界でも投資をする人がいるわけだけど、果たして、投資をする側と、される側と、win-winの関係性になってるのか?
もちろん映画を作る現場は楽しいこと、他の仕事では経験できないことも沢山あって、お金というよりお金以上のものに価値を見出してみんな頑張っているわけだけど、ただそれはビジネスとしてどうなのだろうか?
ってな話を、実はしていたのでした。
ちなみに上の写真は私が制作進行やってたころの手帳。このカツカツ具合、伝わるかな・・。今だにこれ見ると胃がキュッてなります(~_~;)
今回の話題について、詳しくは次のナガタビで特集しようかと思ってます。
その時には「滝を見にいく」の撮影の裏話みたいのも書けたらいいなぁ。。