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ツイ恋からのツイ婚
2020年3月1日、夫と付き合って10年目に入った。
10年!!!それはもうひとつの歴史ではないか。
私と夫の出会いは、何をかくそうツイッターである。
はじまりは、このツイート。
7月1日。24歳になりました。ハッピーバースデー自分
— とも@男女双子4歳 (@to_ono) June 30, 2010
24歳の誕生日にツイートしたら、同い年ということを知ってフォローしてくれて、フォローバックして、その後1年近く相互フォローのみの関係が続いた。
日々のツイートを見ていると正直なんだかウェイ系だな〜と思っていたけど、同い年ということもあり好きな漫画など話が合うことも多く、普通に仲のよいフォロワーだった。
ところが、あるときDMが来て、映画に誘われて。
ネットの人と会うなんてとんでもない!と思っていたので、なんとか断ろうと思ったのだけど、もう前売り券を手に入れてしまっていると言うので、まあ映画見るだけ見て、そのすぐ後に予定を入れて、映画終わったらすぐ帰りますって速攻で帰ればいいか…と画策した。
そして迎えた当日、渋谷駅のハチ公前。初対面。
(あっ、意外と大丈夫なかんじだ、このひと)
滞りなく初対面のご挨拶をし、映画を見て、予定どおりそのあとすぐに「友だちとご飯の予定があるので」と解散した。
(もう少しお話ししてみたいな)
とは思ったけど、その日はそのまま解散して、友だちにねえねえねえ聞いて聞いて聞いてとしゃべりまくったのだった。
24歳。青春まっただなかであった。
結局のところ数日後飲みに行って、告白されて、ドッキリじゃないだろうなと怪しんで、「あたし次の恋は結婚前提って決めてるの」的な重いアピールをして、それでいいと言うので待たせて、待たせて、待たせて、ようやく覚悟決めてOKして、恋人同士になり、そしてその数日後。
東日本大震災が起きたのだった。
自分も家族がいて横浜に実家もあって気もそぞろだっただろうに、真っ先に職場から私の会社まで歩いて駆けつけてきてくれて、一人暮らしで近所に友だちもおらず不安だった震災後の生活をサポートしてくれた。
ところが恋人は震災で職を失い、お世話になっている人の「うちで雇ってあげてもいいよ」との声を受けて、両親の実家のある鳥取県米子市へ旅立っていった。
付き合って1か月ほどで、遠距離恋愛になったのだった。
当時は自分のほうが高給取りで、飲み歩いたりもしないしギャンブルもしないしでお金はわりとあったので、金曜夜に仕事帰りに羽田空港から米子空港へ飛び、週末を過ごし、月曜朝イチの便で羽田に戻ってそのまま仕事に行く、というのを月に1回やっていた。
(月に1回!飛行機!今思うと、よくそんな金あったわ)
なんやかんやで2年ほど遠距離で、結婚して、結婚しても半年ほどは遠距離だったけど仕事が落ち着いたところで退職を決意し、東京から米子に引っ越して、今である。
*****
出会いがツイッターなので、日々のうれしかったことも悲しかったことも、好きなことも嫌いなことも、こんな文章を書く人だということもこんな考えかたをする人だということも、ツイッターをとおしてわかっていたので、すごくよい出会いかただったと思う。
付き合って丸9年たち、10年目。
いつまでたっても友だち感覚で、日々いろいろ教えたり教えられたり、笑い合ったりと仲良くいられていると思うので、この先もずっとずっと仲良くいたいなあと思うのでした。
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