生涯現役な方々
イアン・マッケランというイギリスの俳優さんが好きです。
(これで画像埋め込めてるかしら)
日本では特に、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の魔法使いガンダルフ役が知られているかと思います。
あるいは「X-MEN」のマグニートー。
1939年生まれのイギリス人で、舞台や映画など長年に渡り幅広く活躍し、その功績からナイトの爵位を得ている高名なベテラン俳優さんです。
御年81歳(!)にしてバリバリの現役、近年でも数々の作品にご出演。
貫禄・存在感・演技力など勿論定評がありますが、同時にこれほど「チャーミング」という言葉の似合うお爺ちゃん(もとい、老紳士)もそうそう居ないと個人的には思う次第。
ジェフリー・アーチャーという小説家の作品が好きです。
世界的には結構なネームバリューだと思うのですが、周りの人にこの名前を言っても基本的に「ああ、あの」とはならないのが切ない。
代表作であろう「ケインとアベル」が1979年刊行なので、やや年配の方のほうがご存知かもしれません。
1940年生まれのイギリス人で、長年に渡りミステリーや短編集など数々のヒット小説を世に送り出してきた作家であると同時に、過去には政治家としてのキャリアもあり、現在も貴族院議員であり男爵という爵位を得ています。
御年80歳。近年も新作は発表し続けられていて、なんと新シリーズの第一巻が昨年日本でも刊行されました。
別ジャンルながら長年注目しているこの2人の年が1歳しか違わないこと、そしていつの間にか2人とも80歳を過ぎているということに驚愕と戦慄を憶えたわけですが。
この歳まで2人とも元気で活躍してくれていることがファンとしては有難く、そして改めて敬服を憶えます。
芸術、創造の世界の方々なので、いわゆるビジネスパーソンとは違うところもあるかもしれませんが、まさに生涯現役。
彼等が80歳過ぎても新たな作品を世に産み出していると思うと、自分達の励みにもなりそうです。
人生は長いし、遅過ぎることなんてそうそう無いという気持ちにさせてもらえる。
そんな事を思いつつ、同時に調べちゃったよね、イギリス人の平均寿命。
女性82.9歳、男性79.2歳、全体だと直近で81.4歳。
・・・まあそんなとこだよね。
お2人とも、どうぞどうぞ長生きしてくださいませ。
自分の方がだいぶ若い事を考えれば、いつかは遺作を見届けることになると思われますが、どうかその日がなるべく遠くあることを。
ご本人達が一番そう思われるんでしょうけどね。まだまだ産み出したい作品がある以上。