星野リゾート探訪記③ 界アルプス
私は旅行がいたく好きだ。国内・海外問わず好きだし、ひとり・団体問わず好きだ。好きすぎてクレジット破産寸前まで追い込まれたこともある（ありがとうボーナス）。
特に星野リゾートの宿に泊まることが好きで、数えてみたら2022年2月現在13施設ほど宿泊していた。上に書いた通りお金は無いので、高級ホテルブランドの「星のや」には泊まったことが無いが、「界」「OMO」「BEB」を中心に訪れてきた。
ただそんな私においてもすべての旅に「行ってよかったな～」と思っているわけではない。むしろそう思える旅の方が少数派かもしれない。大多数の旅は行ったものの、特に記憶が無い旅である。
では「行ってよかった場所」はどこかというと、私の場合界 川治だったり、石川県だったり、小樽だったり、フィリピンだったり、デンマークだったりする。
結局行ってよかったかどうかを決めるのは、そこで思い出に残る経験ができるかどうかなのだと思う。界 川治は卒業祝いを従業員さんにお祝いしてもらえたこと、石川県は魚介の美味しさやひとり旅仲間と出会えたことなど、記憶が色濃く残っている。
星野リゾートの施設も同様で、すべてに対して「もう1回行きたい！！！」と思っているわけではない。ただやはりそう思える確率は高いし、どうしても初めての界 川治の思い出が印象に残っているため、粛々と通い続けている。旅行でなくても、こういう気持ちってあるのではないだろうか。
というわけで前置きが長くなったが、2月に「界 アルプス」を訪れたので、レポを書きたいと思う。結論めちゃくちゃ好みでした（前置きなんだったの）。
オススメポイント① 山
界 アルプスは日本アルプスのふもとにある。行ってみればわかるが、本当にふもとにある。宿のバックに山脈がそびえたっており、まあ山なのだ。私が訪れたときは雪も大量に残っており、山も禿げ上がっていた。ただその分モロに「山」感をひしひしと感じた。
と、すごく頭が悪いレポしかできていないが、これだけのために訪れる価値があると思っている。私大きい自然（海とか山）が大好きで、そこに接している宿とか土地は無条件に好みだったりする。日本アルプスをそれと確認できるこの宿はそれだけで行く価値があるのだ。
オススメポイント② 囲炉裏
HPにも記載があるが、囲炉裏があるスペースが宿内にある。ここが良すぎたのでぜひみなさまも訪れてほしい。
時間帯によって、おやき・熱燗・おめざがゆのどれかを楽しむことができる。とくに印象に残っているのは熱燗である。
気さくなおじさんが囲炉裏番としてずっとそのスペースに滞在しており、夜は日本酒を囲炉裏で温めて熱燗を楽しむことができる。
私が感動したのは日本酒と共に出してくれる小谷漬（おたりづけ）だった。小谷漬、決して派手ではない漬物なのだが、まあ美味しい。日本酒に合いすぎて、めちゃくちゃ飲んでしまった（その後すぐお風呂入って軽い脳貧血になった）。
他の観光客も共に熱燗を楽しむスペースなので、酔ってることもありなんだか楽しい。知らない人の笑い声が響きながら各々日本酒を楽しむ時間は、このご時世夢みたいな光景だった。
スペース自体は風通しがいいこともあり、少し寒いのだが、日本酒を飲んでいること・ひざ掛けを貸してもらえることもあり、全く気にならなかった（こともありすごい長居してしまった）。
というわけで、ひとりでも、友達とでも楽しめる施設だと思う。派手ではないけど、じんわり楽しい時間が過ごせる施設だと思うので、ご関心がある方、ぜひ訪れてみてください。