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佐賀国スポ 少年男子結果 vol2

vol1では福岡チームの事を中心に書きましたので、今回はそれ以外のチームの事をバラバラと書いていきたいと思います。

2回戦を見に行って良かった

今大会は唐津開催とのことで、家から近くでの開催だったため、絶対に見に行こうと思っていたのですが、仕事の関係で見に行けて1日でした。
なので、どの日を見に行こうかととても悩みました。
もちろん最も見にいきたいのは決勝戦の日(10/14 月・祝)もしくは準々決勝の日(福岡vs新潟が予想される日:10/12 土)だったのですが、色んな事情により2回戦の日(10/11 金)にしました。
しかし結果的にはこれは大正解でした。
理由は見たいチーム・選手がほぼ見れたからです。

2コートで朝から4試合。4×2=8試合。これは試合数的にもベストに近い数です。
(ちなみにウインターカップのメインコートになる12/27:男子準々決勝・女子準決勝の日は1日で6試合を見るので、最後の方はお尻が痛くなります)

やはり生で見ることが何よりも面白いし、その選手の印象もかなり上書きされるなと思いました。
なので、ほぼ全てのチームの感想を書けるくらいの認識は出来たと思います。

◉感想(茨城)

『国体の茨城』の名に恥じない戦いを見せてくれたと思います。
しかし勝ち上がりは決して平坦なものではなく、下位回戦からリードを許す展開の時間も長く、正直決勝まで勝ち上がると思っていなかったのですが、終盤の勝負強さは流石でした。

ミスター国スポ(国体)

MVPはやはり#4 渡部くんでしょう。
問答無用に彼が絶対的なエースでした。
そして国スポ(国体)の3年連続出場・3年連続決勝進出は今後出てこない記録なのではないでしょうか。
まさに渡部くんは『ミスター国スポ(国体)』と言えますね。オラオラ系で得点力があってクラッチにも強く試合を制することが出来るPGは貴重な存在です。

個人的には2013年の京北キャプテンの石原 卓くんに似てるなと思いました。顔もどことなく。笑
その後も得点力があって試合を制することのできるPGは沢山いたと思うのですが、たたずまいが石原くんに似てるんですよね。
とにかくこれからの渡部くんの活躍が楽しみです。

チームの文鎮のような選手

そしてもう1人挙げるとすれば、#5 飯田くんですね。
彼の存在が決勝進出の原動力であることは間違いありません。ゴール下で体を張ってリバウンドやディフェンスで存在感を見せました。
個人的には気合いが入ってくる(!?)と、コートでダンス(舞?)を踊っているのがとても好きでした。
飯田くんが頑張ってくれるので、他の選手が好きにプレーできているのです。まるで習字における『文鎮』のような役割の選手です、
そして彼のような気持ちをプレーに表せる選手は好きです。

◉感想(静岡)

東京・石川・岡山などの強豪チームがひしめき合うブロックを勝ち上がりベスト4に入った静岡も素晴らしい大会だったと思います。去年の国体でもベスト4、一昨年の国体でもベスト8と安定した成績を残しています。

エースとしての存在感

インターハイやトップリーグで1年生ながら活躍を見せている渡邊くんはこのチームの最も注目される選手でした。
藤枝明誠ではどちらかと言うと「チームの流れを変える選手」の渡邊くんがチームのエースとしてどんなプレーを見せてくれるのかは楽しみでした。
鍵になったのは初戦となった2回戦の東京戦。1Qの途中からは東京のペースで一時は二桁差が付いていたと思います。ここで流れを変えたのは渡邊くんでした。
彼が入ってから明らかにリングに向かうプレーが増え、静岡のペースになり、点差が縮まり逆転しました。
「これぞエース」という活躍を見せてくれました。

浜松開誠館コンビ

もう1人(というより1組)注目していたのが、木村 晄大くんと後藤 大駕くんの浜松開誠館コンビでした。
木村くんは3試合中2試合でチーム最多得点(2回戦:24得点、準決勝:20得点)というエース級の活躍で、PGとしてゲームを作りながらも得点力もある選手で、スリーでの得点も多かったので、幅広く得点出来る選手なのだなと思いました。改めて去年のメリノールはこんな選手が控えだったのかと驚かされます。

また後藤くんは今大会は主に控えからの出場でしたが、大会を進むにつれて存在感が出てきたのかなと思いますし、準決勝は二桁得点をしています。
もっと沢山試合に出て、相手が留学生でもアタックしていき、経験しながら成長していってほしいですね。

◉感想(京都)

京都はベスト4に終わりました。決勝進出を狙っていたと思うので、満足できる結果ではなかったかもしれませんが、個人的に今大会の優勝候補だと思っていた岐阜を準々決勝で大接戦で下したのは素晴らしかったので、準決勝の4Qだけが悔やまれる結果となりました。
これは福岡と同じく複数チーム(東山・京都精華・洛南)の混合で、今回のチームのスタメンも(東山3人・京都精華1人・洛南1人)という編成なので、みんなが集まって練習の時間を取ることも、茨城(スタメン全員土浦日大)に比べると難しい状況です。
これは別に今回に限らず今までもそうですし、これからの課題でもあります。

山本由伸の変化球のような選手

京都での最も注目の選手といえばもちろん中村 颯斗くんですね。学年を象徴する選手ですが、その名に違わない活躍を見せてくれました。今更ですがスリーやドライブやパスの全てが一級品で、全ての完成度が高くて、全てが決め球になる選手です。まるで山本由伸の変化球のような選手です。
だからこそ、まだこれからの伸び代も感じる選手でもあります。

それだけに、準決勝は無念のファールアウト、チームも敗戦と悔しい結果になりました。
この悔しさを経てまた成長するのではないかと楽しみにしています。

印象が変わった選手ランキング1位

もう1人印象に残った選手といえば中村 太優くんです。
個人的に今大会の「大会の前から印象が変わった選手ランキング」の1位です。
スケールの大きいプレーをする選手だなと思いましたし、これからの伸び代をとても感じる選手でした。

◉感想(その他)

3人の沖縄の未来

もう1つだけ印象に残ったチームを挙げるとすればやはり沖縄ですね。
理由は中学生が3人登録されていたからです。
沖縄県少年男子
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#8  越 圭司 165 琉球U15
#14 宮里 俊佑 181 琉球U15
#15 平良 孔龍 166 Standard
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しかも3人とも主力として活躍していました。
平良くん(あの有名な平良兄弟4男)は全3試合でスタメン、準々決勝の茨城戦では9得点・9アシスト・6リバウンドの活躍。
宮里くんも準々決勝は21得点、越くんも同じく準々決勝で9得点の活躍でした。

国スポ(国体)がU16になってから、中学生をメンバーに入れることが推奨されていますが、3人がメンバー入りしたのはおそらく初だと思います。
そしてこの3人といえば、宮里・越の琉球U15と平良のStandardが決勝戦で対戦した、沖縄アリーナカップ(優勝チームがJrウインターカップの沖縄県代表)が先日行われ、琉球U15が63-51で勝利しました。
琉球U15はJrウインターカップでも優勝候補だと思います。

ライジングU15勢の活躍

大会中にXで何度かポストしていたのですが、今大会活躍した選手の中にライジングゼファーフクオカU15出身の選手が沢山いました。
今大会で登録されていたライジングゼファーフクオカU15出身者は
※漏れがあればすみません
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◼︎福岡
#5  永善 元希 (福大大濠)
#10 卓 承賢 (福岡第一)
◼︎岡山
#14 竹中 湖南 (岡山商科大附)
◼︎長野
#5  持丸 昭人※2年 (東海大諏訪)
◼︎兵庫
#9  福山 快 (関西学院)
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永善くんと卓くんは前回も書きましたが福岡の優勝に貢献しました。

竹中くんは岡山で全3試合でスタメン出場、準々決勝の静岡ではチームトップの16得点・15リバウンドの活躍。

持丸くんも長野でスタメン出場。京都戦ではチームトップの22得点・6アシストのエースの活躍。

福山くんも兵庫でスタメン出場。茨城戦で12得点・11リバウンドと、クリントンくんがファールトラブルになるピンチを救う活躍でした。

お世辞抜きに、「この選手上手いなぁ」→選手の名前調べる→「あ!ライジングの選手じゃん」という流れが毎試合あって、とてもテンションが上がりました。

中学時代を福岡で過ごし、今は全国に分かれていますが、全国大会の地で対戦することを楽しみにしています。

22-23 Jrウインターカップ決勝のスコア#15 山口(現福岡第一)、#16 崎濱(現福岡第一)、#21 持丸、#35 勝又(現福大大濠)
23-24 Jrウインターカップ 2回戦 #1 卓、#2 竹中、#3 福山、#6 永善

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