脳梗塞14日目
脳梗塞で入院して2週間が経つ。
病院生活も慣れたが、病院から出られないというのはやはり辛い。
自分から世間には触れられない感覚がある。
今日はMRIの検査を行う。
MRIも今月3回目。これは慣れない。
狭い空間に閉じ込められるのは嫌なものだ。
ここまで受けてきた2回のMRIと違って今回は音楽が流れていた。
ビックバンドのジャズだった。
今まではMRIの規則性のある音を音楽に見立てて頭に流していた。
私の好きな音楽ユニットChouchouにMRIの音に似た音楽がある。
アルバム「theme3 Hello, Astronauts」に収録されているThe voidという曲だ。ぜひご試聴いただきたい。
ついに明日退院という日ではあるが、お医者さんから心臓の穴についてお話があった。
今回の脳梗塞について色々と原因を検討した結果、若干のコレステロール値の高さはあるものの、それが原因で40代で発症にいたるリスクは少ない。一方、心臓の穴(卵円孔開存)によって起きたと考えるのも理論的に証明しきれない。なぜなら足に血栓がないからだ。しかし、卵円孔開存によるリスクは今後の再発を考えたときには大きい。よって今回、卵円孔開存を塞ぐ手術を勧めたい。
ということだった。
手術については、即答はできないものの、やるメリットについては大きいと思った。妻も同席の上、明日デメリットも含め説明をお願いしたいと言った。
とりあえず、個人的には前向きなので、予約だけとってもらうことになった。
卵円孔開存の手術はカテーテルを用いて行うようだ。
足の付根に穴を開けてカテーテルを静脈から心臓に送る。
そして、卵円孔を塞ぐ処置をするのだ。
先生が帰ったあと、妻に連絡し、退院となる明日を待った。