脳梗塞退院 第3週目

入院した病院で、心臓に穴が空いている(卵円孔開存)という診断があり、これを塞げば、1年後には薬も飲まず日常に戻れる、という話をいただき、それは是非手術をお願いしたいと、別の病院を紹介していただいた。

今週はその病院へ、初めての通院。
診察と採血やレントゲンなどを行った。

診察では、10人に1人、穴が空いていないこともある、ということで、また胃カメラをやることになった。正確には経食道心エコー。
あと、手術の日程を仮決定した。私はいち早く治すため、最早でお願いした。手術は2週間後、心エコーは今週。

はじめての手術ということでドキドキするが、希望が大きいので、楽しみだった。


そして心エコーのため、別日に改めて病院へいった。

経食道心エコーを行った。今回は鎮静してもらってやることになった。
知らない人に囲まれて、なんか嫌な感じがしたが、平静を装った。
まずは、外側からエコーで見た。血液にバブルを流して見る方法だ。
深呼吸もしたし、バルーンも使った。

医者たちの反応が悪い。

日によるのかな、とかいっているので。開いてない感じがした。
どうやら10人に1人になりそうだった。

そして、いよいよ経食道、内視鏡を飲み込む段階になった。
横を向いて、マウスピースを咥え、そして、寝た。いつの間にか寝ていた。
鎮静されたらしい。

その結果、空いていないという診断になった。
その前に入院の手続きもしたが、キャンセルとなった。
手術はしないことになった。

自分にとっては、卵円孔開存を塞げば脳梗塞のリスクとはおさらばと思っていたが、その希望は消えた。

原因がわからなくなった。
あぁ、いつかまた脳梗塞になるのか。

翌日かかりつけ医に連絡をした。
「これからどうすればいいか」と。

そうしたら、これまで通り生活してください。
12月の診察の際にまた方向性を決めましょう。

ということだった。

ほっとしたような気もするし、希望が見えなくなった感じもある。

妻は、私が手術をしたら、仕事に完全復帰する予定だったが、それも計画倒れとなった。
安心して出張できる予定だったが、その安心はないまま、11月より復帰することになった。

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