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函館記念 枠前展望

函館記念といえば年によって開催週や開催コースが異なる重賞です。

2021年は東京オリンピックによる変則開催、2020年は函館最終週に行われ、2019年以前は最終の1週前に行われました。

よって函館記念の過去10年という傾向は意味をなさず、脚質だけみても年によって前残りになったり、差し決着と様々です。

実際に近10年、函館記念が行われたコースを見ても、以下のようにバラバラになっています。

2022年 Bコース2週目
2021年 Aコース3週目
2020年 Bコース2週目
2019年 Bコース1週目
2018年 Bコース1週目
2017年 Bコース1週目
2016年 Bコース1週目
2015年 Bコース1週目
2014年 Bコース2週目
2013年 Aコース5週目

今年の函館記念は昨年同様、函館競馬最終週で行われ、使われるコースはBコース2週目です。

そこでBコース2週目で行われた2022年、2020年、2014年の函館記念を見てみると、馬場が荒れ、差し決着になっていることが分かります。

(1~3着馬のコーナー通過順位)
2022年

1着  6- 6- 4- 2
2着 16-16-10- 3
3着 14-13-13-11

2020年
1着  8- 8- 8- 6
2着 16-16-13-10
3着  5- 5 -5 -3

2014年
1着 11-12-11 -3
2着 11 -9 -7 -7
3着  9- 6 -7 -7

これは人気馬が順当に能力を発揮したわけではなく、2022年は7番人気のハヤヤッコが勝利。2020年は15番人気のアドマイヤジャスタが勝利し、13番人気のドゥオーモが2着と、人気薄の差し馬が好走しています。

そこで近10年、Bコース2週目で行われた函館記念と、それ以外で行われた函館記念で好走した馬の初角位置を調べると、明らかにBコース2週目で行われた函館記念が差し決着になっていることがわかります。

(3着以内馬の平均初角位置)
Bコース2週目:10.67頭目
その他    : 4.61頭目

この要因として、Bコース2週目で行われる函館記念は函館競馬の最終週に行われるため、馬場が荒れやすいこと。
また、そもそもコース的にも最初のコーナーまでの距離が約480mあるため、ペースが流れやすいことが要因だと考えられます。

そもそも函館は洋芝オンリーなので、芝の種類的にも馬場が荒れやすくなっています。今年の馬場も例年通り開催が進むことで時計がかかってきていることから、函館記念も上記の傾向通りタフな差し馬向きの競馬になると考えています。

今年のメンバーならタフな競馬が歓迎で、中団くらいから差す競馬になりそうなブローザホーンは勢いのそのまま重賞制覇のチャンス大とみています。


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