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セントウルS 枠前展望

セントウルSは中京芝1200mで行われ、同舞台に行われる重賞として高松宮記念があります。

その高松宮記念では“今回が初スプリント組”に注目し、距離短縮馬のロータスランドを推奨しました。

(参考:netkeiba TV出演動画)

おさらいすると
中京芝1200mに出走する馬の中で、今回が初スプリント戦になる馬の成績は単勝回収率150.2%、複勝回収率120.3%とベタ買いでもプラスになります。(近5年、単勝オッズ40倍以下)

これは
①芝1200mの中で、中京競馬場の直線が最も長い
②長い距離のレースは相対的にHレベル

といった要因から、一般的に距離短縮馬のほうが有利になるためです。

特に②で示したように、芝1200mは芝レースの中でも相対的にメンバーレベルが低く、よりレベルの高い芝1600m以上で敗戦した馬の巻き返しが目立ちます。

このような
前走:芝1600m以上
今走:芝1200m以下

のローテーションを降格ローテといい、メンバーレベルの違いから巻き返しに期待できる典型的なローテです。

(参考:単行本 降格ローテ)

昨年のセントウルSでは前走、芝1600mのヴィクトリアマイル6着に敗戦したレシステンシアが勝利し、一昨年は前走、関屋記念で8着に敗戦したメイショウグロッケが12人気ながらも2着に巻き返しました。

以上から今年のセントウルSも距離短縮馬に注目すべきと考えています。

そしてもう一点、中京芝1200mの特筆すべき特徴が“内枠が断然有利”ということです。

中京競馬場が3コーナーから4コーナーのかけて下り坂であり、必然的にこの区間でスピードが上がることになります。

外を回して押し上げる馬は、内の馬よりも速いスピードで走らなければ追いつけません。従って、コーナーでスピードが速いほど外を回る馬は不利になります。

加えて中京芝1200mは最初のコーナーまでの距離が短いコースです。

ゆえに内枠の馬は内を走る確率が高く、外枠の馬は外を回す可能性が高いため、とにかく内枠有利が顕著なコースになります。

(参考:中京芝1200m、枠番、単40倍以下)
2017年~2021年までの5年間
枠番 単回値 複回値
1枠 125% 99%
2枠 112% 126%
3枠 90% 66%
4枠 74% 95%
5枠 87% 86%
6枠 48% 70%
7枠 45% 53%
8枠 58% 61%

現段階では枠番は確定していないので、距離短縮馬だけ抽出すると
・メイケイエール
・ソングライン
・ジャングロ(※回避)
・ダディーズビビッド

の4頭が該当します。
この4頭は上位人気が想定されることからも、今年のセントウルSは順当決着になる可能性は高いと推察します。

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