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天皇賞春 枠前展望
長距離レースは年間を通しても少ないため、天皇賞春を目指す実力馬の多くは阪神大賞典を前哨戦として使います。
そのため長距離馬の中でも強い馬が集結しやすく、天皇賞春で最も好走馬が多いローテももちろん阪神大賞典組です。
過去に阪神大賞典から天皇賞春に出走し馬券内に入った馬を振り返ると、2011年のナムラクレセント、2012年のビートブラック。他にもゴールドシップやカレンミロティック、シュヴァルグランやクリンチャーなど毎年のように好走していることがわかります。
上記の傾向だけみれば「阪神大賞典組」を素直に買えば良いと思われがちですが、もう少し踏み込んで考えると好走しているのは「阪神大賞典で先行していた馬」がメインだとわかります。(2011年~2020年末)
【阪神大賞典での3コーナー位置と天皇賞春に出走した際の成績】
3番手以内
2-1-2-14 / 19
単勝回収率864%
複勝回収率318%
4番手以下
1-1-3-33 / 38
単勝回収率15%
複勝回収率34%
具体的に阪神大賞典で差してきた馬をあげると、2020年の阪神大賞典で差して1,2,3着だったユーキャンスマイル、トーセンカンビーナ、メイショウテンゲンは、次走の天皇賞春ではすべて着外。
また2015年には差して2,3着だったデニムアンドルビーとラストインパクトも、次走の天皇賞春ではすべて着外に敗れました。
そもそもなぜ阪神大賞典で先行した馬が人気以上に好走し、一方で阪神大賞典を差して好走した馬が人気以下の成績になるかというと、阪神と京都では脚質傾向が異なることが要因としてあげられます。
一般的に阪神大賞典が行われる阪神芝3000mは差し有利です。
特に前走で後方にいた馬を買うほど成績が良くなる傾向にあります。
これは
・急坂を2度超えるタフなコース
・3コーナーからの下り坂でロンスパ戦になりやすい
という2点から、ラストに上がりがかかるタフな競馬になりやすいためです。
一方で京都3200mは3コーナーからの下り坂で直線は平坦。
ゆえに内目をスムーズに先行して脚を使う馬に有利な舞台であり、阪神大賞典とは真逆の性質が求められるのです。
2021年、2022年に関しては天皇賞春も阪神競馬場で行われたので上記のような脚質による予想アプローチは意味をなしませんでした。
一方で今年の天皇賞春は久々の京都競馬場で開催されることから、狙いは阪神大賞典で先行していた組というアプローチを使うことができます。
2023年の阪神大賞典から先行して好走したジャスティンパレスと、差して好走したボルドグフーシュが出走予定。
例年以上のスローペースで先行有利の展開だったとはいえ、京都で行われる天皇賞春も同様の力が求められる可能性が高くなります。
すなわち阪神大賞典を先行し、そこから一脚つかう形で好走したジャスティンパレスは、天皇賞春でも再び先着する可能性が高いとみています。
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