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キーンランドC 枠前展望

札幌は年中涼しい気候のため野芝の生育が悪く、オール洋芝の競馬場です。

洋芝は根が垂直に張っているため、使い込まれると剥がれて馬場が悪くなります。そのためキーンランドCは毎年のように時計がかかる馬場になっています。

実際に近10年における芝1200m重賞(世代限定戦を除く)の走破タイムを調べると、キーンランドCが最も遅くなっていることがわかります。

≪2014~2023年の平均走破タイム≫
キーンランドC  1:09.2
高松宮記念   1:09.0
京阪杯     1:08.3
オーシャンS   1:08.0
シルクロードS  1:08.0
スプリンターズS 1:07.9
函館SS     1:07.8
CBC賞      1:07.7
北九州記念   1:07.6
セントウルS   1:07.4

走破時計が遅くなるということは、今まで1200m戦でスピードについて行けなかった馬が能力を発揮できるようになります。

その結果、ねらい目になるのは前走差し遅れした馬です。

夏の間に行われた芝1200m戦は、芝張り替え後の馬場で行われることが多く、従って走破時計は速くなります。

先ほどの平均走破タイムを確認してもわかるように、函館SSやCBC賞、北九州記念と時計は速くなりがちです。
こういったレースで差し遅れした馬はスピード負けした可能性があり、時計が遅くなることで好走できることがあります。

参考程度に近10年の同レースにおける前走脚質の成績をみても、差し、追い込み馬が圧倒していることがわかります。

これは差し遅れした馬が時計がかかることで巻き返しているのはもちろんですが、使い込まれた札幌の芝は内が悪くなり、相対的に外を回した差し馬有利の流れになりやすいことも要因の一つであると考えています。

(近10年、単40倍以下)
前走脚質 複勝率 複勝回収値
逃げ   17%  31%
先行   24%  67%
中団   37% 128%
後方   24%  88%

今年のメンバーであれば、時計のかかる馬場が得意なセッションに注目しています。


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