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セントライト記念 枠前展望
セントライト記念は3歳限定の重賞であり、主に牡馬クラシック最終戦である菊花賞のステップレースとして行われます。
3歳限定の芝重賞は7月頭に行われるラジオNIKKEI賞以来であり、ここに出走してくる馬は毎年のように「春のクラシック組」vs「夏の上り馬」という構図になります。
ここで、結論から言えば狙うべきはシンプルに「春のクラシック組」です。
近年のセントライト記念の結果を見てみると、前走ダービー組の好走が目立ちます。これはダービーでの着順に限らずセントライト記念での好走が目立っており、一昨年はダービー10着のサトノフラッグが2着に好走。3年前はダービーで15,17着だったリオンリオンとサトノルークスがワンツーを決めました。
(参考:セントライト記念好走馬(ダービー着順))
2020年
2着 サトノフラッグ(10着)
3着 ガロアクリーク(6着)
2019年
1着 リオンリオン(15着)
2着 サトノルークス(17着)
2018年
1着 ジェネラーレウーノ(16着)
3着 グレイル(14着)
この結果だけ見ると「ダービーで大敗した組の巻き返しがみられる!」と考えられます。
しかし、実際にはダービーからセントライト記念に出走する馬の多くがダービー大敗組なだけであり、春の時点の序列がそのままセントライト記念に反映されているだけです。
というのも、ダービーで好走した馬の多くは神戸新聞杯に出走し、さらに強い馬は古馬混合重賞の毎日王冠に出走します。
わざわざ中山芝2200mという特殊な条件で行われるセントライト記念に出走する馬は数少なく、結果的にダービーで敗戦した組になるというカラクリです。
しかし、大敗組といえどもダービーはダービー。同世代の約7000頭のサラブレッドの内、出走できるのはわずか18頭です。
競馬関係者であれば誰もが出走したいと思うダービーだからこそ、大敗組であっても潜在能力は世代上位の評価になります。
昨年こそ前走ダービー組は馬券になりませんでしたが、勝ったアサマノイタズラは春の時点で皐月賞に出走。3着のオーソクレースもホープフルSに出走しており、同世代では能力上位の評価をすでに受けていた馬です。
(参考:昨年のセントライト記念 結果)
2021年
1着 アサマノイタズラ(9人気1着):皐月賞
3着 オーソクレース(5人気3着):ホープフルS
そもそも「夏の上り馬」というのは夏で急成長した馬を意味しますが、春の時点で実績を出していた馬も同様に夏で成長していると考えるのが妥当です。
ですから自分の都合のいい解釈(認知バイアス)で夏の上り馬“だけ”が急成長し、春の実績馬に逆転すると考えるよりも、シンプルに春の時点で世代上位であったクラシック出走組を評価するのが最もリーズナブルと言えます。
今年はダービーからは3着のアスクビクターモアが出走し、当然最有力候補です。
他、ダービー8着のオニャンコポン、11着のセイウンハーデス。
皐月賞に出走経験のあるラーグルフ、ボーンディスウェイ。これらの春の実績馬こそが穴をあける素質ありと見ます。
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