函館記念 枠前展望
函館記念が行われる函館芝2000mは最初のコーナーまでの距離が長く、先行争いが起きやすい舞台です。
そのためラストで上りがかかる競馬になりやすく、差し馬にもチャンスがある舞台になります。
(参考:最初のコーナーまでの距離)
函館芝1800m→275m
函館芝2000m→475m
同舞台で行われる上級条件として、先週の7月10日(日)に行われた五稜郭Sがありますが、上位入線馬の大半が差し、追い込み馬となりました。
(参考:7/10(日)函館11R五稜郭S)
着順 通過順
1着 9-11-12-12
2着 9-7-9-8
3着 1-2-2-2
4着 16-15-15-15
5着 8-7-6-5
函館記念は先週と同じくBコース2週目で行われます。先週も差しが決まっていたことから、おそらく今週も差し有利の馬場になることが予想されます。
その中でもねらい目になるのは「上がりがかかる競馬」に強い馬です。
差しといっても今の函館の芝コースは上がり3ハロン33秒台のようなキレは求められません。
先ほど例に出した五稜郭Sで勝利したフィオリキアリは本命馬として推奨しましたが、「切れないタイプ」であることが推奨理由の一つでした。
いわゆる他馬がバテて減速しているときに、バテずに長く脚を使えるような差し馬が好走できる馬場です。
(参考:フィオリキアリの推奨文)
函館11R
◎12フィオリキアリ
牝馬らしく夏に好成績を上げる馬で、昨年も馬券になったのは8,9月だけ。
前走のメイサウザンアワー戦は2,3,5,9着馬が次走で馬券になるHレベル戦で6着と能力は高い。切れないタイプで2ターンの競馬がベストだし、この舞台&夏の季節であれば能力上位評価になる。
今年のメンバーの中で、真っ先に同じタイプの馬として思い浮かぶのがアイスバブルです。
アイスバブルは昨年の函館記念にも出走し、14番人気ながらも2着に好走しました。
先ほどのフィオリキアリと同じで
①夏に強い
②キレない=上がりがかかる競馬がベスト
といった特徴持ちです。
そのため、昨年はアイスバブルを本命に推奨することができました。
今年はローテこそ違えど、早くから巴賞→函館記念と決めた上でのローテです。
今年も人気しないようですが、穴馬として魅力的な一頭になるでしょう。
(参考:昨年の函館記念の推奨文)
◎4アイスバブル
ミスパスカリ牝系らしく上りがかかる競馬がベスト。しかし、前走の目黒記念を含めて近走はスローからの上り勝負のレースばかりであり、全く力を発揮していない。上りがかかるような競馬であれば目黒記念で2着が2回あるように通用する能力は示している。
前走のコメントからも体調は良く、同牝系の牡馬で似たタイプのポポケテペトルやボスジラも夏の成績が良かったように夏負けしないタイプ。メンバー的にも大混戦のメンバーで一長一短であることからも、差し決着になれば足りても不思議ではないだろう。
〇netkeibaTV
※収録日が巴賞のレース日より前のため、アイスバブルに関する言及は動画内でしていません。
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