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日本のGDP発表が先物に与える影響とは?

実質GDPが市場予想を上回る→上昇
実質GDPが市場予想を下回る→下落

※実質に注目

影響度

75点

実質GDPの発表は日本経済の成長を示す重要な指標なのでそこそこ影響度は高いです。特に1次速報は市場に大きな影響を与えることがよくあります。GDPは経済の全体的な健康状態を示す重要な指標であるため、市場に大きな影響を与えることが多いです。ですが他の要因(例えば世界的な経済状況や政治的リスクなど)なども同時に影響を与えるのでGDP発表がそのままイコールで反映されているかどうかの計測はやや難しい場合が多いです。

補足情報

GDPにはいくつか種類があるので全てご紹介いたします。

名目GDP

名目GDPは特定の年の市場価格で計算されるGDPです。インフレやデフレなどの物価変動を考慮せず単にその年の市場価格で全ての財やサービスの合計を計算したものです。名目GDPは物価変動の影響を受けるためインフレが進行しているときには実際の経済成長率よりも高く見積もられます。(大事)

ですので名目GDPは実質、無視でいいです。他に材料がない場合や明らかに市場予想と乖離がある場合ぐらいしか影響しません。

実質GDP

実質GDPは物価変動の影響を排除し特定の基準年の価格を用いて計算されるGDPです。経済の実際の成長や生産活動の変化がより正確に反映されます。インフレやデフレの影響を除いているため、経済の実際の成長率がそのまま表示されます。その名の通りGDPと言えばこれが指標です。

GDP速報(一次)

四半期ごとの経済活動を推計したもので初期段階で公表される数値です。この段階ではまだ完全なデータではなく後日修正される可能性がありますが市場に大きな影響を与える初期の指標として注目されます。経済活動の早期の指標として重要で政策決定や市場の動向を予測する上で利用されます。

実質GDP程ではありませんが、名目GDPより重視されます。

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