改変についてご説明いたします。
いつもTIGER TRADEをご利用いただき誠にありがとうございます。本記事では「改変」について簡単にご説明いたします。多用しますので、note購入者の方以外でもXで投稿を見てくれている方は是非ご理解しておいてください。きっとお役に立てる筈です。
改変とは
改変というのはレジスタンスポイント(反落箇所を意味)とサポートポイント(反発箇所を意味)の値が変動していて、ポイント毎の強度も弱くなっている(脆くなっている)状態を指します。
つまり、改変が起こるとレジスタンスポイントとサポートポイントそれぞれがあまり信頼できない状態ということです。改変が始まった場合はキリのいいところで早々に決済してしまうのが最善の策となります。
というのも、レジスタンスポイントとサポートポイントのそれぞれが弱くなるということはボラティリティ(変動幅)が激しくなりやすいので利益が出やすくなる一方で、損失も発生しやすい状態となってしまいます。
更に、それまで指針としていたインジケーターの信頼度が低下することで何を目印にトレードすればいいのかも分からなくなってしまうことから、状況としては不利になってしまいます。
改変は1度発生すると、1~2時間で落ち着く場合もあれば数週間ずっと変動が止まらない場合もあります。39200円から30500円まで急降下した利上げショックですが、この時も37400円台で改変が発生したことで我々は全員売りで対応できました。
「改変時は決済しろ」と書きながらなぜ37400台ではショートを行ったのか?これには改変には2つのパターンがある話もしなければなりません。
改変と革命
先物市場のみならず、マーケットでは以下7つの部屋に分かれて値が変動しています。
超買われ過ぎ
買われ過ぎ
やや買われ過ぎ
中間(どちらでもない)
やや売られ過ぎ
売られ過ぎ
超売られ過ぎ
アルファベットを使用して説明すると、各部屋毎の仕切りの値は変動が起こりやすいです。また、この変動を改変と呼んでいます。G-F、E-F、D-E、C-D、B-C、A-Bに該当する5本の仕切りですね。
ただ、AとGの端っこにあるラインは改変時も不動である場合がほとんどです。ここが変動する状態を「革命」と呼んでいます。滅多に起こらないので誤って改変とそのまま呼んでしまうこともありますが・・。
そして、39200円から30500円まで暴落したあの日、37420円で革命が起こりました。
革命が起こった時の対応
革命が発生すると、過去のパターンとしては2種類しかありません。それは、
何もなく、フェイクで終わる。
(大)暴騰もしくは、(大)暴落
前者の方が多いですが、後者も当然あります。確率でいうと、後者の確率は30%位に思います。
大きく動く可能性があるので、フェイクの場合を想定し、革命時には順張りでエントリーし、1番近いレジスタンスポイントとサポートポイントを抜けたらロスカットで対応するのがいいと思います。
ただ直近の安値/高値を更新したからエントリーすることになることが多く、不安を抱えながらエントリー出来ない人も多いです。実際に37420円の革命時にはそういった方も少なく無かった様です。
システムトレードは自分の感情を捨てて忠実に行うことが成功のカギなので、それが出来れば・・となりますが、いざその局面に達してしまうと手が震えるのも分かります。
ですが事前に情報としてインプットしておけば行動できる人も増えるのではと思い本記事を作成しました。
改変時の対応
話を戻して、改変時の対応もおさらいしておきましょう。改変時は原則、「何もしない」が正解です。早々にキリのいいところで決済してしまいノーポジで静観する。
改変は身近なもので例えると地震です。地震が発生してプレートがズレて地面が脆くなっている状態。でも一定時間が経過すると固まる。そんなイメージです。
改変時にトレードするというのは、地震が発生して建物が倒壊する恐れがあるのに外を出歩く様なものなのでリスクが高いのです。
僕(龍崎)は特に、改変時の新規トレードは見送ることが多いです。最長で数週間改変が続くこともあるので、最長それぐらい一切トレードしないこともあります。が、サボっている訳では無いことを今のうちから説明しておこうと思いました^^;
改変が鎮まったと判断するのは最低でも12時間、改変が起こらなかった場合もしくは、1セッション(08:45~15:15、16:30~翌06:00)で改変が起こらないことを条件としています。
改変終了直後
逆に、改変が終了した直後はレジスタンスポイントとサポートポイントの両方がより強固になっている場合がほとんどです。積極的なトレードがオススメです。
改変はいつ終わるか分からないので、Xで逐一報告することは無いと思いますが、終了直後のトレードは非常に有効なのでこれも覚えておいてください。
ロンガー?ショーター?
僕(龍崎)は1つ決めていることがあります。それはA~C(買われ過ぎの状態)では新規買いは控えること。E~G(売られ過ぎの状態)では新規売りは控えることです。苦手なのは中間地点での対応です。基本的に何もしないことが多いです。
対応としては、A~Cの買われ過ぎ(ロンガー過多)の状況下ではショートすることが多いです。ショートをするか、ショートするタイミングを見計らうか。いずれにせよロングはしません。反対に、E~Gの売られ過ぎ(ショーター過多)では新規売りは控えます。
ただ例外として、革命時には買われ過ぎでもロングで入りますし、売られ過ぎでもショートで入ります。
長く結果を残す為に
最後にTIGER TRADEをご利用の皆様が長く利益を取って生き残る為に少し雑記を残させて下さい。
39200円から30500円までの大暴落時に、虎が37420円で爆売りしていました。通常の4~5倍の量を投下していました。これは僕は真似が出来ませんでした。成功するにはこういう思い切りも大事だと思いますが、システムトレードは良くも悪くも、感情を捨てることが大事です。
ルールを徹底すること。これはとても重要です。
残念なことに先日の急落で、退場された方もいるようです。我々としては、ショートの案内を送ったにも関わらず信頼性が欠けていたことで判断を見送らせてしまったと全員が肩を落としました。
我々としては、何を伝えたか?何を伝えられていないのか?正直、完全に把握している訳ではありません。もし、みなさんが少しでも疑問に思ったことや信頼を損なう様な場面があれば都度教えて頂けると幸甚に存じます。
皆さまひとりひとりと共に、TIGER TRADEを作り上げることができたらと思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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