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先物買い姿勢である理由

連休中のところ失礼致します。
TIGER TRADEでシステムトレードをメインとしている龍崎晋太郎と申します。いつも虎ばかりが記事を書いており、負担を掛けてしまっているので今回は私が記事を提出致しました。

僭越ながら、有料記事としていますが半分以上は無料で読めるように範囲を調整しています。LITE PLANにご加入頂くと初月無料で読むことが出来るため、これもご検討いただけると幸いです。

かく言う私も、金曜日の夜間に先物を買い建てし、現在は38330円で先物を有しています。(金曜の終値が38,110円なので、220円の含み損)その旨、note内でも案内を出していた為、ご支持を頂いている方々からご不安の声も届いています。noteを普段ご利用頂いていない方々も現在、買い建てをして含み損で捕まっている方も少なく無いと思いますので、少しでも安心材料になればと思い本記事を執筆致しました。


指数下落の背景と解消時期

これは日経平均先物のみならず、全ての投資対象はその騰落要因がしっかりと裏に存在しています。その騰落要因が払拭されるか、反対事例が出ることで反騰落が生まれます。つまり、今回の日経平均株価(先物)の下落理由を知ることで、上昇のきっかけやタイミングを知ることができると言い換えることができます。

私が思うに今回の下落要因は大きく分けて2つあると思っています。それは以下の通りです。

  • トランプ大統領の関税問題

  • 日銀の追加利上げ観測(円高)

前者は中期的な問題ではあるものの、長続きはせず、後者は至極短期的な話で問題は解決に向かうと考えています。その理由をphaseごとに書いていきます。

トランプ大統領の関税問題

この問題は直ぐには解決しないものの、6月までには解決すると考えています。そういう意味で中期的であるとの見方を示しました。

根拠は彼が前回就任していた2017年から2021年の間も関税問題は度々話題となっていました。それがどのタイミング話を出して、いつ切り上げたか?これが今回の参考になると考えます。

トランプ大統領の関税措置を示唆した背景では、以下の事例が確認として取れています。

  1. 経済交渉のカードとして事前に準備する為に示唆(Maximum Pressure)

  2. 政治系イベントの前後に示唆

トランプ大統領の関税カード戦略は、アメリカ国内ではMaximum Pressure Strategy(MPS)と呼ばれています。今回、就任早々、関税を示唆しているので後の経済交渉時のカードとして手元に伏せておきたいという思いから発言をしたと考えると、米中首脳会談や貿易交渉の節目に行使してくるのではと考えています。

実際に、トランプ政権時代はG20サミットAPECなどの国際会議の場で首脳会談を行い、その場でサプライズ的な発表をすることが多かったです。交渉が順調に進み、中間成果としてスピーチしたことを昨日のことのように思い出します。

6月はG7サミットがカナダで控えているので、最終、ここで行使するのではと睨んでいます。それよりも前で問題に直面すればその解消に関税カードを行使する可能性はありますので、とりあえずの目先は、G7と考えています。

更に遅くなる可能性も考慮

6月中には解消されると思っていますが、そこで解消しない場合もあると思います。その場合は、以下のイベントに再度焦点を当てることとなりそうです。

  • 次の日米首脳会談(夏頃・正確な時期は未定)

  • 市場急落時

過去にもマーケットが急落した際に慌てて取り止めたことがあります。日経平均先物ベースではなく、米国指数をベースとしているのでまだ先の話だとは思いますが、可能性は十分あるでしょう。

続いて、円高がいつ終わるか?に話を移します。

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