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日経225先物に関する相場情報まとめ≪2024/7/29≫

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TIGER TRADEのシステムトレードを担当している龍崎晋太郎です。週末の結果を踏まえ、本日の日経平均先物の動向を考えてみました。

決算結果

まずは先週金曜日に行われた決算結果から見ていきましょう。日経平均先物に影響の強いトップ3社をご紹介いたします。

3M(スリーエム)

3Mは2024年第1四半期の調整後EPS(1株当たりの利益)が前年同期比で21%増加し、$2.39となりました。売上高は80億ドルで、前年同期比でわずかに減少しましたが、調整後の売上は0.5%増加しています。

収益の増加が見られた一方で、売上の微減は市場の期待に完全には応えなかった可能性があります。全体的には良好な結果ですが、さらなる成長の余地があり、投資家目線で見ると高評価です。100点満点中、80点を付けます。

Bristol Myers Squibb(ブリストル・マイヤーズ・スクイブ)

Bristol Myers Squibbは第2四半期の決算を発表し、収益の詳細や将来の見通しについての説明を行いました。具体的な数値は公表されていませんが、Bristol Myers Squibbの新薬開発と既存薬の販売に関する進捗が注目されます。

Bristol Myers Squibbは具体的な収益の詳細を公表していませんが、薬品の開発と販売において進展を示していることが評価されています。兼ねてから続けている新薬開発の成功が今後の成長の鍵となると評価されています。

ただ具体的な時期については不透明感もある為、100点満点中70点に留めておきます。

Colgate-Palmolive(コルゲート・パルモリーブ)

Colgate-Palmoliveの2024年第2四半期の売上高は前年同期比で6.2%増加し、特にオーラルケアおよびパーソナルケア部門での成長が見られました。また、GAAP EPSは前年同期比で84%増加しています​。オーラルケアおよびパーソナルケア部門での強い成長が見られ、EPSの増加も印象的です。消費財部門での堅調なパフォーマンスが評価され、100点満点中85点と合格点をつけたいところです。

GAAPとは「Generally Accepted Accounting Principles(一般に認められた会計原則)」の略で、財務報告の標準を定めた規則やガイドラインのことを指します。GAAPは、企業が財務諸表を作成する際の統一基準を提供し、透明性や一貫性の比較可能性を確保します。

GAAP EPS(1株当たり利益)は、企業の純利益を発行済み株式数で割った値で、GAAPに基づいた計算がなされています。これは企業の収益性を示す重要な指標です。GAAP EPSは、特定の期間中に企業がどれだけ効率的に利益を生み出したかを評価するのに役立ちます。

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