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オキナワモリワラジムシ

こんなの居るんだ…

採集した時点ではヒメフナムシだと確信していた
最初に見つけたのはイリドウイルス感染個体である。折角のイリドウイルス感染個体なので複数持ち帰ったが、肝心の感染個体は死んだ。2個体とも。
イリドウイルス感染個体でなければ採らなかった。

しかし採らなかったら、この可愛らしい虫を知らなかった。
(本で見たことはあった筈だが、すっかり忘れていたので知らないということにする)

ヒメフナムシとは分類的に少し遠いらしい
ヒメワラジムシ科だとか(ヒメフナムシはフナムシ科)

例に漏れず、素早い。
画面に同時に映っているのは2匹だが、生きているのは4匹
持ち帰る際に半分死んだ。
ヒメフナムシとの見分け方は眼の大きさとか尾肢外肢、尾と胴体の幅を見るとか

⇓良い画像が無かったが、一応ヒメフナムシ

多分ニホンヒメフナムシとかだと思う
ウロコアリの巣の近くに居た
確かに胴体の幅の感じが違う気がする


元々イリドウイルス感染個体だからこそ飼うつもりだったが、思いの外気に入ってしまった。
わざわざ殺すこともあるまい、飼育する。


こんな感じで飼ってみる

金魚用のフレーク

基本的にこの本に準じて飼育してみるつもりだが、まだヤシ殻やカルシウム剤を用意していない。
ヤシ殻は基本的に腐葉土と1対1で配合するとのことだが、沢の近くの湿って腐りかかった木の近くで、コケや石の間に居たので、少し湿り気味、腐り気味を意識して腐葉土多めが良いのかもしれない

この本によるとしばらく見かけ上は土だけの状態が続くとのことだったが、見た感じ全然土に潜らない。
上の写真よりも土が乾いていても、固められていなくても関係なく土に潜っているのを見ない。
乾燥に弱そうなのに

かと行って姿を堂々と晒す訳でもなく、

頭隠して
頭隠して2

尻隠さずである。かわいい。

この勇ましいようなポーズ

そして姿をさらすとこの顔である。

触角や胴体の感じを見ると、確かにワラジムシ…かなぁ…?


別の場所だが、今回はよくわからないワラジムシとタテジマコシビロダンゴムシも採れた。2個体、1個体ずつ


どちらかと言えば上記みたいな、コシビロダンゴムシを期待していたのだが、予想外のアイドルに出逢ってしまった。

見てくださいよ、このお尻の尻尾らしさ

何より活発である。
最初の画像をまた見てほしい、例に漏れず、素早いのだ。
見ていて愉しい。
頭隠して尻隠さないし

遠征も良いですね、知らないかわいいいきものに出逢える。
こんなの居たんだ

※2025/1/9
「ニホンチビヒメフナムシ」を「ニホンヒメフナムシ」に訂正

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