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私の「好き」ってなんだろう。

私はコーヒーをよく飲みます。母親の影響で、高校に上がる頃には既にブラック無糖を美味しく飲んでいました。酸味が少なく、深みのある苦い品種が好きです。

それに合わせて食べる物といえば、チョコレート。輸入品の甘ったるい物も大好きですし、見た目にこだわった可愛らしい物、カカオが80%を超えるような苦い物も好んで食べます。

動物はが好きです。ネコ科であればみな等しく可愛いのですが、特にロシアンブルーやシャムのような気品のあるお猫様がお気に入りです。猫動画を見て癒されるのが日課になりつつあります。

小さい頃から私の傍にあったのはです。絵本から始まって、小説を読むようになり、漫画の単行本も一時期はかなり集めていました。書いていて気づいたのですが、私は気にいった物を集める習性があるらしいです。連載されている物は、1から集めなければ気が済まないタイプです。

最近は、洋服やお化粧にも興味が出てきました。昔は全く興味が無かったのですが、高校の途中から急に目覚めました。つい数日前、新しく化粧品を買ってテンションが爆上がりしたところです。

恋をしない私ですが、言い方を変えれば二次元のキャラに恋している、と言っても過言ではない……かもしれません。いわゆる夢女子ではありません。特定の属性を持つキャラが非常に魅力的に見えてしまい、あらゆる市場のそういうキャラを「推し」にしてしまいがちです。

「好き」の種類

ここまで書いた私の「好き」は、恐らくすべて同じベクトルの「好き」です。あると人生が豊かになる。無くても生きてはいけるけれど、何だか物足りない。そういう「好き」です。

そして、友達に対する「好き」、ちょっと仲の良い親友に対する「好き」、尊敬する先生や大人に対する「好き」、家族に対する「好き」。これらは、すべて微妙に異なりますが、大雑把に言うと他人に対する「好き」です。

ロマンティック(恋愛感情がある)の人々は、今挙げた「好き」にもう一つ、恋人に対する「好き」を加えるのだと思います。特別な「好き」、とてもいいと思います。仲睦まじい、信頼し合っている二人を見て、憧れることもあります。でも、私にはその「好き」は無いのです。

あってもなくてもいい。ないとちょっと困るかもしれない。アロマンティックな私にとっての「恋人に対する『好き』」は、前者の「あってもなくてもいい『好き』」です。そして現状、それは存在しません。無いということに困らされることも以前はありましたが、自覚した今はほとんどありません。

「いや、あるでしょ?」と言われても、無いものは無いです。しかしこれがアロマンティックの辛い所で、無いことを確実に証明することも出来ないのです。強いて言うなら、「そのうち見つかるかもしれないし、見つからないかもしれない」が一番丸い回答です。探すも探さないも、本人の自由。そういうスタンスで、今日も私は猫を愛でています。


あるこ

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