1と3と5と私|奇数と私 #1
こんばんは、灯です。
西洋占星術から始まり、算命学と、個人的な感想(≠解説)を書いてまいりました。
ようやっと数秘術のことが書けそうなので、まずは奇数から、それぞれの数字に対する個人的な感想(≠解説)を書かせていただきますね。
1
1は、始まりの点です。
ひとつだけある点。
まだ生まれたばかりで、これからどこへ向かうのかわからない点です。
逆に言えば、これからどこにでも行くことができる。
自由でまっさらなエネルギー。
向かいたい場所が決まれば、1はすごい勢いでそこへ向かいます。
その勢いに圧倒される人もいれば、ついていきたいと思う人もいるでしょう。
1が持つリーダーシップはリーダーになろうとして発揮されるものではありません。
目的地が定まり、そこに勢いよく向かう姿を見て、周りが1こそリーダーだと思う、そういうリーダーシップです。
1の目線では、1以外の存在を確認することができません。
場合によっては横柄だと思われることもありますが、1に悪気はなく、相手から失礼だと思われていることの大半が「ただ気づかなかっただけ」である可能性が高いです。
言い方を変えると、自分のことで手一杯なんですね。
自分以外の誰かを主軸にすることが難しい、というか、ほぼできない。
1を持っているかたはご自分を主軸にしていいんです。
だって1は点だから。
だだっ広い空間に、ひとつだけ打たれた点だから。
どこにでも行ける、何にも縛られていない、自由でまっさらな、ある意味では孤独な点。
ひとつしかない点は周りから見れば目立つでしょう。
隠れたいと思っても隠れる場所はないので、堂々と目立ってください。
周りの視線に怯える必要はありません。
あなたはあなたの目的地だけ見ていてください。
そして突き進んでください。
たどり着けても、たどり着けなくても、目的地へ向かおうとするあなたの熱意が、あなたを輝かせるのです。
3
3は、みっつの点を繋げた三角形です。
社会の最小単位も3人ですね。
最低3本の柱があれば家を建てることができる、とも言われています。
アンケートにおいてもイエスかノーだけでなく、『どちらでもない』という選択肢が用意されていることが多いですよね。
賛成か反対か中立か、といったように、二元論に対して生まれる第三の選択肢が3であると感じます。
3を持っているかたはけっこう中立的というか、どちらの意見もわかる、という目線で物事を見ていることが多いのではないでしょうか。
ある意味、視野が広いんですね。
だからこそ3は好奇心旺盛と言われたりもする。
いつだって自分と向き合うべき対象、そしてそれ以外の何かが同時に存在しているから。
3は子どもの数字、飽きっぽい、なんて言われますが、常にみっつが同時進行で存在しているので仕方ないですよね。
順番に向き合うべき対象が替わるわけではなくて、何かに向き合っている間ずっと意識の傍らに別の何かがあるんです。
最後までちゃんと向き合ってからもうひとつの何かに向かったほうがいいのはわかってるけど、どうしても気になる。
気になるから一瞬そっちへ行こう。
一瞬のつもりが長居しちゃった……という感じです。
飽きたわけじゃなくて、うっかり。
別に力尽きたわけでもないし、不真面目とかでもなく、ただ意識がそっちに持っていかれただけ。
3には対立を和らげるような、なごやかな雰囲気もあります。
「まあまあまあ」「どっちの気持ちもわかるよ」なんて仲裁に入ることもあるでしょう。
3の視野の広さは周りの人にとってある種の救いだと思います。
中立的な目線でみんなをまるっと包み込む、その優しさこそ社会を成立させるために必要なものなのでしょう。
5
5は、四角の中にあるただひとつの点です。
この四角はなんでしょう?
聴衆の場合もありますね。
5をお持ちのかたは持っていないかたと比べて「周りにどう思われるか」を意識しやすいと思います。
常に見られていると感じる。
だからこそ積極的に表現する人もいれば、逆に萎縮してしまう人もいる。
5にはスターという意味もあります。
五芒星ですね、一般的な星の形ともいえます。
四角の中にある点は、もしかしたら息苦しさを覚えるかもしれない。
でも、どうせ周りから見られているなら積極的に自分らしさを打ち出してみるのもよいのではないでしょうか。
5は陰陽五行ともリンクします。
陰陽五行は自然界を表したものなので、すなわち5は自然界ともリンクしています。
5をお持ちのかたって、持っていないかたと比べると少し野性的ですよね。
たくましいんです、すべての経験を血肉にしていくというか。
5には自由・冒険者といった意味もありますね。
これは自分を囲う四角から飛び出たいという欲求から来るものだと思います。
飛び出た先でもいずれ四角があなたを囲います。
どうしても5は注目されやすいからです。
それが窮屈に感じたころ、あなたはまた四角の外に出るでしょう。
たくさんの四角を経験することで5が持つ自由さに磨きがかかって、四角のサイズも少しずつ大きくなるのではないでしょうか。
あなたはもっと自由でいい、みんなが見たいのは自由なあなたなのだから。
本当は「奇数まとめて一気に!」と思ったんですが、思いのほか長くなったので分けることにします。
次回は7と9について書かせていただきます。
奇数としては最終回ですね。
偶数とマスターナンバーは少しお待ちくださいませ。