デッキ紹介【輪廻炎生(フレイム・リィンカーネーション)】
みなさんこんにちは。
2025年が始まり、付き合っていた彼女と同棲がスタート
流石に遊戯王やる頻度減っちゃうかなと思ってたものの、オフ会とかで3ヶ月に一回ぐらい泊まりで消える旨を了承してもらったので全然そんなことはなさそう…
緋彩です。
ということで(?)、今回は炎渦の胎動を主軸にしたデッキを紹介していきたいと思います。
デッキレシピ
リミットレギュレーション(2025.1.1)
ご覧のとおり、60枚の(ほぼ)ハイランダー構築です。
このデッキの主役《炎渦の胎動》とは?
こちらです。
ラヴァル専用のカウンター罠としての効果は使うことがないので割愛。
このデッキでは、墓地効果を使っていきます。
コストが炎属性に限定され、手札に戻ってくる「簡易版シラユキ」と言ったところです。
デッキコンセプト
炎属性かつ、除外された時に効果を発揮する【不知火】と組み合わせ、好きなタイミングで効果発動を狙います。
…と、ここまでは割と有名な話なので、それ以上に何か使い道がないかと考えました。
①手札に返ってくる炎渦の胎動を墓地に落とせる(手札コスト等)
②コストで除外したモンスターを有効活用できる
③サーチ、回収が可能で使いまわしやすい
上記全てをを満たす都合のいいカードなんて…
ありました。
装備魔法なので焔聖騎士リナルドによる回収が可能で炎渦の胎動のコストにしたモンスターを即座に帰還、帰還したモンスターはリンク等の各種素材にすることでまた墓地に戻っていきます。
手札コストは炎渦の胎動により実質無料。
帰還させるモンスターは炎渦の胎動のコストで確保できるため、「実質ノーコストでサーチ、回収ができる死者蘇生が打ち放題」的な状況になるわけです。
すごくお得。
というわけで、「炎渦の胎動の除外コストも手札に返ってくることも全てを活用してDDRを打ちまくろう」というのがこのデッキのコンセプトです。
除外をうまく活用するため、武神姫アマテラスやネメシスといったカードも採用しています。
ハイランダー構築について
続いて、ハイランダー構築についてです。
このデッキでは《影星軌道兵器ハイドランダー》を採用しているため、レッドリゾネーターを除いた全てのモンスターが1枚のみの採用となっています。
効果処理時に条件を満たしていれば良いため、コストで墓地に被りが出てもチェーンして炎渦の胎動で除外してしまえば除去は成立します。
…が、ハイドランダー自体をサーチできる構築ではないため、それだけのためにハイランダー構築にするのは少し早計な気もします。
しかし、このデッキでは裏側除外等されない限りは墓地、除外、手札、フィールド、デッキ(EXデッキ)のあらゆる領域をカードが循環していくため、1枚あれば使い回しが効くという点が大きいです。
その他にも、《ハイドランダー・オービット》の存在も大きいです。
ワンフォーワンでリクルートが可能な他、自身の効果で除外できるため、DDRやアマテラスで帰還させることが可能です。
サーチに失敗しても好きな順番でデッキトップに戻すことができるため、武部でドローすれば実質のサーチとなります。
初動について
・基本展開
このデッキでは、聖騎士の追想イゾルデで焔聖騎士リナルドをリクルートし、DDRを手札に加えつつ、ライトロードドミニオンキュリオスの効果により炎渦の胎動を墓地に送ることを目指します。
イゾルデの展開のためにはエクスパラディンとチューンナイトを使用します。
そのエクスパラディンを直接デッキから持って来れるホウシンを使用します。
出し方としては、
①レッドリゾネーター+レベル4モンスター
②蛇眼の炎燐(スネークアイズ・ポプルス)
のどちらかがあればホウシンを作ることができます。
②のポプルスのパターンは後述しますが、ポプルスへのアクセスは素引きの他、ワンフォーワン、エクセル、ヘルフレイムバンシー等数多く存在するため、ハイランダー構築でも比較的安定的に展開することができます。
・展開例
ポプルス展開
ポプルスからホウシンへのアクセスをご紹介。
サーチすると自身を特殊召喚できるため、召喚権が残っていなくても安心。
ヘルフレイムバンシーの存在から、ランク4が組める状態であればアクセスできるのが利点です。
⇩手順は以下のとおり⇩
①ポプルスを召喚、原罪宝スネークアイをサーチ
②ポプルスでサクリファイスアニマをL召喚、ポプルスの効果で自身を永続魔法に
③ポプルスをコストに原罪宝スネークアイを発動、デッキ(手札)からジェットシンクロンを特殊召喚
④アニマとジェットシンクロンをコストにデッキから大稲荷火を特殊召喚
⑤ジェットシンクロン(手札コスト1枚)の効果で自信を蘇生、大稲荷火とシンクロしてホウシン
ポプルスのパターンの場合、大稲荷火の効果で憑依覚醒をサーチできるのがGOOD
リナルドを使い回そう
さて、お次はこのデッキの影の主役ともいうべきこのカード。
こいつを毎ターン特殊召喚し、DDRを回収、炎渦の胎動で展開したいモンスターを除外、炎渦の胎動をコストに実質無料でDDRを発動、展開
というのが鉄板のつよつよムーブです。
レベル1炎属性、戦士族、守備力200と恵まれすぎたステータス。神。
特殊召喚の方法は賜炎の咎姫、真炎の爆発、スネークアイオーク、蛇眼の炎龍等。
特に炎龍との相性が良く、リンク値を伸ばしながらリナルドを使い回せます。
炎龍は手札から墓地に送られても効果が発動するため、EXデッキのサンライトウルフ、フレイムタンの回収先としても優秀です。
採用カードと役割
・アンデット族
不知火周りの動きを円滑にしてくれます。
特に優先的に墓地に落としておきたいのがエルドリッチ。
手札の炎渦の胎動をコストに除去ができる他、セットした炎渦の胎動をコストに墓地効果を発動、手札にダブついた不知火を展開することもできます。
ユニゾンビもデッキの不知火やエルドリッチを墓地に落とせる他、手札の炎渦の胎動を切ってレベルを上げられるため優秀です。
灰流うららも墓地に落とせるため、墓地に落としてサンライトウルフで回収といった小技も可能です。
馬頭、牛頭も言わずと知れたアンデットの潤滑剤です。
・回収要員
手札に回収
同じ条件でEXから出力でき、それぞれ除外状態、墓地から炎属性を回収できます。
回収したモンスターはそれぞれ、
フレイムタン:効果発動
サンライトウルフ:召喚、特殊召喚
に制約がかかります。
フレイムタンの場合は召喚に制約がかからないためドゴランやイフリート、サンライトウルフの場合は効果の発動ができるため、灰流うららや蛇眼の炎龍等、回収するモンスターをわければスムーズに動けます。
ウルヴィーは墓地からの蘇生、回収に反応して墓地の炎属性を回収できます。
上記のリンク体と違い、回収したモンスターに制約がかからないため、サンライトウルフでこちらを回収できると理想的。
デッキに回収
ムドラは相手の墓地リソースに対する妨害の他、炎渦の胎動+ネメシスにより回収できない炎属性以外のEXモンスターを回収できると理想的です。
また、能動的に除外できるレベル4モンスターのため、DDRで帰還しアマテラスの素材として再び墓地へ送る動きが強力です。
他にも、サーチ先がなくなった大稲荷火やポプルスのサーチ先をデッキに戻す等、小回りが効きます。
居合ドローも採用しています。
炎渦の胎動により、無料で打てるうえ、墓地肥やしとデッキ回収を行うことができます。
小技として、ハイドランダーオービットでデッキトップを10枚単位で操作することができるため、オービットの効果で2枚目の居合ドローがめくれていればそのままトドメを刺すことも可能です。
・除外要員
除去効果の他、炎属性を除外しながら展開できる優秀なモンスターです。
このデッキでは、除外された時に蛇眼の炎龍をサーチすることもでき、あちらの効果を使うための布石になります。
子征竜をサーチした後にネメシスでブラスターをデッキに戻し、子征竜でデッキから引っ張り出すということもできます。
篝火やヘルフレイムバンシーでサーチができ、炎属性を除外しながらエクシーズ等の素材にできます。
なるべく炎属性以外のモンスターをコストにあて、ネメシスで回収したい。
DDRは除外状態でもリナルドで回収できるため、優先的にコストにします。
憑依覚醒のトリガーになるのも偉い。
・その他
・EXデッキ
炎属性モンスターが多めです。
炎渦の胎動で除外、ネメシスで回収することでピン挿しでも繰り返し使用することができます。
墓地効果で除外されてもネメシスやDDRで使い回しができるため、使い勝手が良いです。
見えているとはいえリンクモンスターに対する破壊を躊躇わせることもできるため強力です。
モンスター2体を炎属性・悪魔族に変換できるため、キュリオスの素材としても優秀です。
こちらもキュリオスの素材として活用する他、アマテラスをリンク先に置いておくと能動的に無効効果を使うことができます。
炎渦の胎動やムドラがフリーチェーンで除外できるため、任意のタイミングで起動することができます。
破壊の身代わりにした墓地のカードもDDRで帰還できるため無駄がありません。
このデッキでは、裏側除外や炎渦の胎動が除外された時に唯一対抗できるモンスターです。
①〜③の効果はどれも強力です。
小技集
墓地に不知火の武部、焔征竜ブラスター、炎渦の胎動
①墓地のブラスター、武部をコストに炎渦の胎動を発動
②武部をチェーン1、ブラスターをチェーン2で効果発動
③ブラスターで蛇眼の炎龍サーチ、武部で1ドロー→炎龍を墓地へ
④炎龍の効果でレベル1炎を2体蘇生
相手ターン中に壁を立てつつ、リナルドを蘇生できるコンボです。
EXモンスターゾーンに転生炎獣サンライトウルフ、手札に怒炎壊獣ドゴラン、墓地に賜炎の咎姫
①相手のモンスターをリリースし、サンライトウルフのリンク先にドゴランを特殊召喚
②サンライトウルフをチェーン1、咎姫のをチェーン2で効果発動(対象ドゴラン)
ドゴランを破壊し、咎姫を特殊召喚→サンライトウルフで破壊されたドゴランを回収
相手の場に高打点のドゴランを残さず、咎姫を蘇生しながらドゴランを再利用できます。
サンライトウルフの回収をウルヴィーにできれば手札に返ってきたドゴランを再度特殊召喚することも可能です。
除外状態にアンブロエール、手札にDDR、墓地にエルドリッチ
①DDRでアンブロエールを帰還
②アンブロエールに装備されたDDRをコストにエルドリッチの効果を発動、エルドリッチを手札に戻す
③DDRの効果により破壊されたアンブロエールの効果で墓地のLモンスターを蘇生、アンブロエールは墓地に戻る
アンブロエールの蘇生効果を発動しながら墓地効果を再度狙えるようになります。
フィールドにフレイムタン、墓地に炎渦の胎動、焔聖騎士リナルド
①炎渦の胎動でリナルドと炎属性1体を除外する
②フレイムタンでリナルドを回収
③フレイムタンが炎属性・戦士族のため、リナルドを手札からチューナーとして特殊召喚
コンボというほどでもありませんが、召喚権を使わず1チューナーを出力することができます。
フレイムタンの制約でリナルドの効果が発動できなくなりますが、役立つ時があるかもしれません。
最後に
自分のXのポストを遡ってみて、2021年ごろから少しずつ形を変えながら使い続けているということに気づいて驚きました。
ハイランダー構築であるが故に、禁止カードにならない限りはリミットレギュレーションで枚数が変動しない点、有用な炎属性モンスターが登場すれば全てこのデッキの新規カードになり得るところが利点だと思います。
オフ会等に持って行くことも多く、相手の方からは反応が良いため紹介してみたいなと前々から思っていたものの、うまく言語化できるか不安があり先延ばしにしていました…
が、2024年には自分が主催している「緋彩オフ」も再開しモチベーションが高まっていること、2025年に入り心機一転何か新しいことでもやってみたいなという気持ちもあり、紹介記事を書くことを決心しました。
うまく言語化できているかわかりませんが、楽しんでいただけたら幸いです。
炎渦の胎動は面白いカードですが、使用者自体が少ないと思っています。
その中でも、自分が1番美しく、無駄なく使いこなせていると自負するレベルの自信作のデッキです。
この記事で興味が湧いた方がいらっしゃいましたら、是非使ってみてください。
デッキ名は【輪廻炎生(フレイム・リィンカーネーション)】です。
デッキ紹介記事を書くにあたり、少し格好つけた名前をつけたいなーと思って考えました。
墓地、除外を循環することから、何度も生死を繰り返して新たな生命に生まれ変わる『輪廻転生』と『炎』を掛け合わせた造語で、X相互フォローの友人が考えてくれました。
ルビの「フレイム・リィンカーネーション」は炎(Flame)と輪廻転生(Reincarnation)の意味です。
初めてのデッキ紹介でしたが、まさか5000文字を超えるとは思ってもいませんでした…
要点をかいつまんで説明できてる人って本当にすごい。尊敬です。
てなわけで、今回はデッキ紹介でした。
面白いと思った方はスキ、Xでのいいね、遊戯王ニューロンや遊戯王カードデータベースにも公開していますのでいいね等いただけたら嬉しいです。